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エデンの命題 (光文社文庫)
 
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エデンの命題 (光文社文庫) [文庫]

島田 荘司
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

アスペルガー症候群の子供たちを集めた学園から、少女が消えた。残されたザッカリ・カハネのもとに届いた文書に記されていたのは、世界支配に取り憑かれた民族の歪んだ野望と、学園の恐怖の実態だった。生きるため、学園を脱出したザッカリを待ち受ける驚愕の真実―。ほかに、「21世紀本格」の嚆矢となった「ヘルター・スケルター」を収録した歴史的傑作中編集。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

島田 荘司
1948年広島県生まれ。武蔵野美術大学卒。’81年に刊行された『占星術殺人事件』で本格ミステリー復興の旗手となる。新たな才能の発掘に力を尽くしながら、常にミステリー界の最前線を走り続け、御手洗潔、吉敷竹史の両シリーズは圧倒的な人気を誇る。また、近年は「冤罪事件」や「死刑問題」に象徴される日本人論などの社会的な発言や著作でも注目を集めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 327ページ
  • 出版社: 光文社 (2008/11/11)
  • ISBN-10: 4334745067
  • ISBN-13: 978-4334745066
  • 発売日: 2008/11/11
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.6 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 381,030位 (本のベストセラーを見る)
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By voodootalk 殿堂入りレビュアー トップ500レビュアー VINE™ メンバー
形式:文庫
オリジナルは2005年11月30日リリース。『エデンの命題』・『ヘルター・スケルター』の中編2編からなる。

『エデンの命題』を読み出してこれはスゴイと思った。恐るべき着想だ。今の島田荘司の興味というのはアメリカと脳に集約されている気がする。よってアメリカに住んで脳を研究するという今のスタイルはまさに作家として最高のシチュエーションに自分を置いていることになりそうだ。『脳』そして『臓器』。『眩暈』や『アトポス』の頃からずっと島田荘司はその周辺を彷徨っているのだが、少しずつその内容は進化する実態医学や科学の理論を実装して、どんどん深い世界へと突入している。故にものすごい説得力で読者を圧倒する。『ヘルター・スケルター』の方は『聖林輪舞』の中のチャールズ・マンソン事件を下敷きにしているな、と題名を読んだときから思った。これも見事な出来映えだ。

この作家が最後にどの地点まで到達するのか見届けたい気持ちになる。おそらくは、日本に現れた作家の中で最も高みに到達するだろう。読みながら僕は右脳と左脳でそうディスカッションしていたのだった。
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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By mutantmogura トップ1000レビュアー
形式:文庫
本書収載の2作品は、いずれも著者の提唱する21世紀本格のテーゼを実作で示したものといえる。
脳科学が取り入れられ、私のような、そのあたりに興味のある読者には、結構高く評価されるだろう。
ただし、記憶の錯誤や取り違えがキモだったり謎のコアだったりすると、強力な物理的な謎と比べると、少々安易なものに思われるかもしれない。

この意識の混乱や錯誤をプロット上のメインにしたものというと、一連の京極作品が思い浮かぶ。
あちらはそれを妖怪談義やらでコーティングして高級感を漂わせているのだが、島田作品はかなりストレートに出している分、格が違って見えるのはいたしかたのないことだろう。

さて、どちらが面白かったかといえば、私は「ヘルター・スケルター」のほうが好みだ。
いかにも島荘ミステリという感じだし、謎で引っ張る力が強い。
意外性も「エデン〜」より大きい。
最近、著者はこの手の作品をあまり書かないみたいなので、ちょっと残念である。
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えっ。 2011/9/30
形式:文庫
表題作ですが。
細部は細かく書き込んであるけど、それを取っ払ったら
すげえ良くある話じゃんって印象でした。
SF小説とかで良く聞くモティーフだなあ、と。

島田作品らしく、もっと目も眩むようなオチを期待してただけに、残念だった。

もう一つの収録作、ヘルター・スケルターの方が好きでした。
オチも勿論、細部(主人公の昔話)も面白かったです。
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