サントラを担当した、ジョン・キャファティ&ザ・ビーバーブラウン・バンドは、僕のフェヴァリット・アーチストの一人(もう少し売れてもよかったんだけどなぁ)。実質的なデビュー作となるこのサントラは何度も聞いたけど、映画は未見だったので、日本盤が出るのは素直にうれしいね!
架空のロックバンドの成長物語といった“青春群像劇”みたいなイメージを勝手に持っていたんだけど、全然違ってた(笑)。18年前、人気絶頂時に失踪(?)したロックバンドのリーダーと、紛失した“新作”のマスターテープの所在を巡り、残されたバンドメンバーのその後の生き様や葛藤と、当時の回想シーンを交互に織り交ぜながらも、意外にも物語はミステリアスな方向に進んでいく・・・。
確かにハリウッドの大作とはほど程遠いB級映画かもしれないけど、時代背景を写し取ったかのような名曲の数々が効果的に使われ飽きさせない。「そうか、この曲はこんなシーンで使われたのかぁ」と、感慨もひとしおでした。マイケル・パレの歌唱シーンは、きっとミック・ジャガーがモデルだね(笑)。
それにしても、60年代のヒット曲という設定で、80年代に公開された映画だけど、今聴き返しても素晴らしくも瑞々しい。「On the Dark Side」が出来上がっていくシーンなんかゾクゾクするし、「Tender Years」はやはり名曲。「Wild Summer Night」もイカしているし、やや異質な曲だった「Season In Hell」の使われ方も納得! あぁ、またサントラが聞きたくなった・・・。