章立ての順番と当事者の論理への目配りが素晴らしいと思います。わたしも勤務先(学校)の廊下でいきなり倦怠期のセックス方法について相談を受け、「電信柱に頭をぶつけられるというDVを受けた」「教室で蹴られるというDVをおこし周りに波紋を引き起こしたカップル」「就職に迷って計画出産(相手の男は泣いて中絶を懇願)する元援交少女」「続けざまに別の女子学生に3回中絶させた男子学生」「彼氏とわかれたために取り巻きからヤリマンとすれ違いざまに言われるようになった学生」などにであってます。ジェンダーの授業のグループ学習で、「お前も売ったら」「どれだけでやらせんの」という類の、加害者男子に手こずらされたことも。同棲相手に恐喝されてキャバクラで稼いで「手切れ金」を払う学生、同性愛は治るよと言ってしまったけどよかったのかしらと相談してきた保健室の先生、元彼氏の強姦の手口(2人組でひとりがナンパして山の中でおろし、それを救ったほうが強姦する)を話してくれた女子学生、と様々なことを思い出しました。
学生と読んで一緒に考えたい本です。