2005年の二枚組のベスト盤。
2003年の『NUMBER ONES』を含めて、マイケル ジャクソンはベスト盤出し過ぎと言う批判があるけど、先の『NUMBER ONES』がどちらかと言えばただNO1になった曲を発表順に並べただけの作品集であるのに対し、こちらは結構本格的に選曲されている。
Essentialとは「絶対不可欠の」と言う意味らしいけど、まさしくマイケル ジャクソンの歴史上必要不可欠な曲を全て集めたような感じ。
既存のベストと比べて最大のポイントはジャクソン5時代の曲もカバーされていること。子供時代のマイケルもなかなかファンキーで、R&B以前のモータウン的な古き良きソウルミュージックを感じさせる。
子供時代のモータウン→クインシー ジョーンズと組んだ甘いソウルミュージック→ファンキーなディスコ路線→シンセや打ち込みを導入したBAD辺りのちょっとワルな青年時代。ニュージャック スゥイング→テディー ライリーと組んだアダルトコンテンポラリーなR&B。マイケル ジャクソンの変遷が分かって興味深い。大袈裟に言えばブラックミュージックの移り変わりとも言える。
『NUMBER ONES』はどうも『Dangerous』辺りの大人っぽい曲の選曲が少なかったけど、こちらでは『Remember The Time』『In The Closet』、キャプテンEOのエンディングテーマで哀愁に満ちた『Another Part of Me』等が選曲されているのも満足だった。
強いて言えば『Say. Say. Say』や『SCREAM』といった有名曲が入っていないけれど、既発のマイケルのベストではこのベストが一番おいしいとこ取りなのでは思う。
初心者は『NUMBER ONES』を始めに聴くのも良いけど、この二枚組ベストはちょっと高いもののジャクソン5の曲も入っているし訳詞カードも充実しているので、買って「間違いの無い」CDだと思う。