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エッシャーに魅せられた男たち 一枚の絵が人生を変えた (知恵の森文庫)
 
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エッシャーに魅せられた男たち 一枚の絵が人生を変えた (知恵の森文庫) [文庫]

野地 秩嘉
5つ星のうち 3.5  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

「エッシャーの魔術とは、作品上に表現された不思議な図像だけではない。(中略)彼の魔術とは、人々の心と関心をからめとってしまう力なのだ」(本文より)―アウトサイダーとしての生き方を選び、エッシャーの絵に魅せられ東京で夢を追い続けた3人の男たちの青春群像。感動のノンフィクション、待望の文庫化。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

野地 秩嘉
1957年、東京生まれ。ノンフィクション作家。編集者、美術プロデューサーを経て作家に。’94年『キャンティ物語』(幻冬舎)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 238ページ
  • 出版社: 光文社 (2006/11/7)
  • ISBN-10: 4334784496
  • ISBN-13: 978-4334784492
  • 発売日: 2006/11/7
  • 商品の寸法: 15 x 10.8 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.5  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 712,798位 (本のベストセラーを見る)
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6 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By pinkman
形式:文庫
小売業の変化と昭和史、とか、クルマで振り返る昭和史、とか、食卓から見えてくるあの時代、とか、巨怪正力松太郎とその時代、とか、そういう本はいろいろあるが、これは「エッシャーを通して語るカタカナカルチャー黎明期の昭和史」の本だ。え、そんなことが可能なのか、だってエッシャーなんて名前、普通のお父さんやお母さんは知らないじゃないか、と思うでしょうが、普通のお父さんやお母さんはともかく、黎明期のカタカナカルチャー周辺にはエッシャーは大きなインパクトを与えたらしい。東京オリンピック。ビートルズとグループサウンズ。ベトナム戦争。ビギ、ニコルの旗揚げ、『anan』の創刊。中核、革マル、社青同、機動隊。表参道に飛び交う火炎ビン。美術書でないことは間違いないが、その語られる全体の軸が、エッシャーの版画と、それに魅せられた人々、ということになっている。

横須賀のバーで「LSDキメてこれ見ると最高だぜ」と米兵からエッシャーのポスターをもらう19歳フリーター。エッシャーに手紙を書いてアプローチを試みるもあっさり袖にされるミック・ジャガー。洋書屋の訪問販売でエッシャーに出会って興奮する真鍋博。亀倉雄策。永井一正。田中一光。少年マガジンの表紙を飾るエッシャー。なぜストーンズはダメで少年マガジンならいいのか、たぶん後者はエッシャーに無断でやったからだろう。勝手に下品な色もつけたらしい。折しもマガジン誌上では矢吹丈と力石徹の最期の死闘が繰り広げられていた・・・

・・・と、いうあたりからようやく、1976年、西武美術館で開催されて大盛況となった日本初の本格的エッシャー展の話へと雪崩れ込み、そこまでも面白いがそこから先もスピーディな展開で読ませる。巨額の借金を背負ってエッシャー・コレクションをポンと買うことになるニコルの幹部、これが上記のフリーターの20年後の姿。まるで因果は巡るエッシャーの図柄だ。読むとエッシャーを見たくなる、という意味では、やっぱりこういうのも美術書なのか。
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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
エッシャーの版画に魅せられた人々の人生と邂逅が綴られたドキュメンタリーとしての本書は、エッシャーの絵がどんな形で日本で受容され、周知されるようになったかのプロセスが描かれている。

昨年、渋谷で開催されていた「スーパーエッシャー展」に私も行ったが、大勢の人が来場していてエッシャーの知名度に驚かされた。どうしてエッシャーがこんなにも知られているのか、人気があるのか、そんなことが本書を読むと納得できる。

そういう意味ではなかなか評価できる本書なのだが、いかんせん文章が下手で、ドラマチックさに欠けてしまっているようにも感じた。第一章の強引なまとめ方では続きを読む気が失せてしまう。そういうわけで星三つ。
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By lennon103 VINE™ メンバー
形式:文庫
・少し立ち読みしたらミック・ジャガーの名が見えたので、私は本書の内容をあまり確認しないまま購入した。私はエッシャーとローリング・ストーンズのファンである。
・ 本書はエッシャーの生涯を述べたものでも作品の解説書でもなく、エッシャーの版画がどのように日本に受け入れられていったかを、巨費を投じてエッシャー・コレクションを購入したアパレル企業の役員、展覧会企画者、洋書店の営業担当者、少年マガジンの特集ページを構成していたフリーランスの編集者などを通じて描いている。彼らの強い情熱と時代の熱気がよくわかる。
・ 私が特に気に入ったのは、本書を通じて描かれている1960年代から1980年代にかけてのデザイナーズ・ブランドの発展と衰退、公立美術館と私立美術館のスタンスの違い、展覧会の企画の困難さなど。私は独創的なエッシャーは美術界で高い評価を得ていると思い込んでいたが、そうではなかったようだ。
・ なお、本書は7ページに及ぶエッシャーの年譜と10以上の版画を含んでおり、資料的にも優れている。エッシャーの父は土木技師で、明治初期にお雇い外国人として来日していた。
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