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南木さんは、あくまで人の生活を書く。医者の生活がたくさん描かれているのは当たり前なのだけど、それと同時に、彼がみたたくさんの人々の生活も描かれる。そして、その場所から、「大きな」問題をじっと見つめる。そこから見ると「大きな」問題はとても遠くに見える。でも、だからといって、南木さんは目を逸らしたりはしない。ただ、その距離をじっと測る。そのままで、自分の生活を続ける。
柔らかい淡々とした文章は現在に至るまで一緒。まだ若さが見えますが、その若さゆえの軽やかな会話文がとても魅力的です。南木さんを初めて読む人にも、最近のを読んだ人にもお勧めです。
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