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5つ星のうち 5.0
忘却の彼方へ(2層 AVC TrueHD), 2008/3/26
レビュー対象商品: エターナル・サンシャイン [Blu-ray] (Blu-ray)
別れた相手との記憶を消したい・・・。
離別の痛みを癒す手段は相手や深さによって違い、人それぞれ。その痛みをいつまでも引きずる事もあれば、勢いで別の相手と紛らわせることもある。傷心の隙を狙った駆け引きから始まるものもある。それがどの様な離別であっても、「いっそ記憶が消えてしまったら楽なのに・・・」と一度は考えるかもしれない。
共に過ごした歳月も長くなれば、きれい事だけではいかなくなる。嫌な部分も見えてくるし、またそれが愛おしくもなり。一度喧嘩を始めると、それが常になる事もある。次第に使う言葉の選択を誤り、本心で語り合うつもりが思ってもいない余計な尾びれを付け、深く傷つけてしまう。それはほんの一瞬の出来事であったりする。「あの時ああしていれば・・・」。記憶を消してしまえば楽なことはない。しかし全て消してしまえるだろうか。
いずれ薄れゆくものであっても、あの時の、時間が止まったかの様な瞬間だけは残したい。
自暴自棄になり記憶除去治療を受けるものの、脳内で必死に抵抗する。
複雑な設定を微妙な映像表現で処理しており、またパラドックス進行の構想が良い分、複雑で一瞬でも目を離すと意味が分からなくなるので注意が必要。
2度、3度と観ると良く出来ている事が分かる練りに練られた脚本。壮大で感動的な台詞ではなく、身近で誰にでも覚えのある言葉が並ぶ。
フィルムの粒子を積極的に出しており、好みの分かれる画質であるかもしれない。
質感・コントラストともに個人的には好みであるが、若干のムラは感じる。
非常に高いビットレートで推移しており、使用している素材の再現性は高いのだろう。
台詞部分を前面から押し出し、音楽をリアからとゆうサウンドもシンプルではあるがストーリーの邪魔をせず効果的。
観た後に不思議な清々しさが残り、忘却の湖へといざなわれる素敵な作品。
4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
フィルムグレインをどう取るか, 2008/5/12
レビュー対象商品: エターナル・サンシャイン [Blu-ray] (Blu-ray)
ジム・キャリー、ケイト・ウィンスレット主演の恋愛映画。
映像は中々綺麗です。
まず気になるのはフィルムグレインの強さ。
シーンによってバラツキがあるのですが全体的にかなり強めに処理されています。
ですので、ノイジーに感じる部分も多い。
抑えめな箇所は大変いい質感になっており驚くくらい高画質。
このフィルムグレインをどう捉えるかで評価が変わってきそう。
個人的には全体的にもう少し抑えめにしてくれたほうがよかったです。
シャープさは良好で輪郭も綺麗に再現できておりよい。
暗部はややノイジーに感じるものの、再現性は大変よく綺麗です。
他のBD作品と比べても綺麗な部類に入ります。
とにかくフィルムグレインの強さが気になりました。
音はかなりよい。
作品の質からして重低音が多い作品ではないので鳴りは静か。
ですが、高音の伸びが大変よく広がりのある音に。
綺麗に通り広がるので透明感のある音に仕上がっています。
サラウンド感はそこそこ感じる事ができる。
セリフ部分は大変クリアでいい感じです。
内容はSF要素もある恋愛映画。
時間軸が点々としていく作品です。
さらにシチュエーションなども急展開していく。
ですので注意して観て行かないと置いてけぼりになる可能性もあるかもしれません。
不思議な感覚を味わえる映画になっています。
自分は観て行くうちにカチッとハマッてなるほどと理解できました。
ラストの展開は好みで納得。
切ないけど言葉にするのは難しい、そんな不思議な映画です。
好みは別れると思いますし、自分もそこまでよかったと思えた訳ではありませんが、何度か観たくなる作品かも。
何度か観たらまた評価が変わる可能性のある作品です。
特典はSD画質で予告のみと寂しい作り。
画質はグレイン次第、内容も好みかどうかと、人を選ぶタイトルです。
ハマる人にはカチッとハマるかもしれません。
7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
ついつい買ってしまった, 2005/3/21
とても好きな映画。何度も見たくなる映画は何本かあって最近その仲間入りを果たした。最後に「OK」といってもう一度何かが始まりそうなところで終わるんだけど、まるでロメールの映画みたいだ。「友だちの恋人」なんてそんな終わり方。やはり仏出身監督だけあり、ハリウッド映画よりフランス映画に近い感性。そこで試写会に2度も見に行ってだいたいのストーリーもわかっているので字幕のないこのビデオを買ってしまった。とても安いし。こんな楽しみ方もできるのね。海外では本当は特典付きDVDももう発売らしいので海外旅行で買えるのでしょうか。こんなことはデニスウィルソンとジェイムステイラーの日本ではまぼろしの映画以来だ。封切したばかりの映画を公式ビデオで見られることもある意味幸せなことで、こうして国内版が出るまで何度も見たくなるほどの作品だということ。夏頃には特典付き国内版DVDも買うのだろうな。