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エコ・テロリズム―過激化する環境運動とアメリカの内なるテロ (新書y)
 
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エコ・テロリズム―過激化する環境運動とアメリカの内なるテロ (新書y) [新書]

浜野 喬士
5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容紹介

◆環境を、動物を守るための暴力とは何なのか?

過激な反捕鯨運動でも知られるグリーンピースやシー・シェパードなど、
ラディカル環境・動物解放運動の歴史と思想的背景を解き明かし、
その内在論理を丹念に読み解くことで、“自由”と“民主主義”の国「アメリカ」の
問題を鮮やかに照らし出す!

◆「エコ・テロリズム」とは、放火や爆弾、器物損壊といった暴力行為を伴う過激な
環境保護・動物愛護(解放)運動を指す概念である。


第一章 エコ・テロリズムとは何か
第二章 ラディカル環境運動と動物解放運動
第三章 思想史的背景
第四章 アメリカにおける反エコ・テロリズム

内容(「BOOK」データベースより)

「エコ・テロリズム」とは一体何なのか?過激な反捕鯨運動、動物実験関連企業や研究者への執拗な脅迫・襲撃、自然開発業者の関連施設への放火、バイオ関連企業への爆弾攻撃…。「環境保護」や「動物愛護」を理由とした暴力事件が近年続発し、欧米では大きな社会問題となっている。ラディカル環境・動物解放運動の歴史と思想的背景を読み解いていくと、戦争によって独立を勝ち取り、奴隷解放・公民権運動によって権利を勝ち取ってきた、「アメリカ」の真の姿が浮かび上がってくる。

登録情報

  • 新書: 223ページ
  • 出版社: 洋泉社 (2009/3/6)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4862483038
  • ISBN-13: 978-4862483034
  • 発売日: 2009/3/6
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.6 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 318,594位 (本のベストセラーを見る)
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最も参考になったカスタマーレビュー
19 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
鮮やか! 2009/5/9
By これでいいのだ トップ500レビュアー
形式:新書
 人間による保護の対象とされた「動物」に対し、いつのまにか「動物」には人間と同等の固有の権利がある、とまで「倫理と論理」が拡張されたのはなぜか。そんな漠然とした疑問を抱えつつ読み終え、納得のあまり、しばし呆然とした。「アース・ファースト!」のメンバーは「人口過剰を解決する可能性があるとして、エイズを肯定的に論じた」(155頁)そうな。他にも、多くの卓見が盛り込まれていて実に面白い。「環境原理主義=惑星的正義=新興宗教」の成り立ちを教示する論考であり、自らの価値判断を示さない筆致に食い足りなさは残るものの、世間は広い、どこにでもアタマのいい人はいるものだと得心した次第。
このレビューは参考になりましたか?
21 人中、19人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 如是我聞 トップ500レビュアー VINE™ メンバー
形式:新書
シー・シェパードなど過激化する環境運動の根がどこにあるのかを
検討した書物です。元々グリーン・ピースのメンバーだった者が、
武力による闘争を主張し、組織が分化していく様が詳細に調べられて
います。
そもそも海洋哺乳類の保護というトピックを作り出したのは、
スポングという米の大学で教えていたニュージーランド人だそうで、
水族館でシャチの研究に携わっていたものの、ある日
「クジラが彼に解放を求めた」ため水槽から逃がしたのだそうです。
更にシーシェパードのスポンサーとしては作家のクリーブランド・
アモリーが資金提供をしたことでシーシェパード号が誕生したことに
ついても述べられています。過激な環境保護運動の思想的背景もきちんと
説明してあり勉強になります。おすすめの1冊です。
ぜひ続編を期待します!!!!
このレビューは参考になりましたか?
23 人中、20人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 左党犬 トップ500レビュアー
形式:新書
 今年もまた始まった、日本の調査捕鯨船に対する「シー・シェパード」の暴力的な妨害活動。この背景には、いったい何があるのか知りたくて本書を手に取った。

 「シー・シェパード」による直接的暴力行動は、明かに常軌を逸したものであり、かれらの観念の中で肥大化した「敵」を殲滅することを目的とした、テロリズム以外の何者でもないと考えるのは、けっして私だけではあるまい。
 「シー・シェパード」がいかなる理由のもとに行動しているのか、私も含めておそらく多くの日本人にとっては理解不能なものだろう。しかし狂信的にみえる彼らの言動も、彼ら自身のアタマのなかでは、自らの行動を正当化する、彼らなりの理由や動機があるはずに違いない。また、なぜセレブも含めた少なからぬ賛同者が存在するのか。
 本書は、そういった疑問に答えてくれる本である。

 自分たちが信じる大義のためには法律も無視、そして暴力も辞さないという極端な過激思想。宗教的熱情に支えられた狂信的思想は、西洋の哲学、法学、宗教が生み出した思想であり、またアメリカ建国以来のリベラリズムにその起源をもつ思想だけに、きわめて根が深い。
 これらの思想は、「自然との共生」という東洋的なものの考え方の対極にある。

 「市民的不服従」というキーワードで「過激環境運動」を鮮やかに分析して見せた本書は、アメリカ社会の底流に存在する思想を知る上でもきわめて有益である。
 実に読み応えのある本であるといえよう。ぜひ熟読をすすめたい。
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