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前半は、ドーマーやソローなど開発経済における過去の理論への批判から始まり、中盤はいままで行われてきた様々な政策がいかに失敗し、なぜそれらが成長への決定要因とならなかったかを明らかにしていきます。そして、貧困国ではなぜ将来へ投資するインセンティブが起こりずらいかなど貧困国に起こっている悪循環について言及していきます。後半では途上国政府がしばしば直面する汚職や、高インフレ、闇市場プレミアム、為替レートの固定、インフラへの不投資などの政策がいかに成長へのマイナスのインセンティブを生み出すかを解説します。初心者を置いていくような解説をしないのでまさに途上国開発を考える人の入門書と言えるのではないでしょうか
ただ、他の人のレビューにもあったように、訳が堅い。その分疲れます。
経済をかじった事があるひとや英語に自信のある人は、原著を薦めます。
「The Elusive Quest For Growth」
主張はうなずけるし、現場の感覚ともあう。ただ……著者が主張する改善点なんて、よく見ればどこの国にもある問題だ。本当にこれって決定的な成長阻害要因なのか? さらにインセンティブがないと著者はいうけど、成長して豊かになることこそ最大のインセンティブじゃなかったのか。それが効かないとき、内政干渉まがいの制度改革を援助をエサに無理強いして本当に役立つんだろうか?
訳が生硬な学者訳なのは残念。原文の楽しいユーモアは全滅。さらにあとがきには、有益な追加情報が何一つない。それでも援助に関心のある人間は必読の名著。
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