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8 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
エコノミスト 主張は結構 問題だ,
By 清高 (仙台市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: エコノミストを格付けする (文春新書) (新書)
1.内容2001年〜2009年(p206)の経済事象についてなされた、エコノミストたちの発言が、どの程度妥当なものだったかを論じた本。著者の見解をいくつか書くと、(1)サブプライムローンから生じた不況はアメリカの責任である、(2)いわゆる新自由主義はよくない、(3)格差は増大している、(4)エコノミストは日本よりアメリカを見ている、(5)グリーンスパンは素晴らしいわけではない、(6)インフレターゲットはアメリカの不況時でも採用されず、疑問、(7)不況脱出には財政出動も金融政策も必要、(8)「デカップリング」や「BRICs」などは、ゴールドマンサックスの投資の誘引で、鵜呑みにすべきではなかった、(9)ものづくりと金融立国は二者択一ではない、(10)経済学は数字だけ見てはいけない、など。 2.評価 一般の人は、ここまで経済の記事を読んでいないだろうから(総合雑誌の経済記事を見ないと予想するので)、著者がたくさん引用したことには、素直に敬意を表したい。エコノミストと呼ばれる人たちが、しょっちゅう説を変えたり、日本のエコノミストがアメリカばかり見ていることの指摘は、痛快だ。それはいいが、(1)私自身経済学に詳しいわけでもなく、著者自身も経済学者ではないので(学者だから正しいわけでもないが)、面白いとしても内容の妥当性は担保しかねる、(2)結論的部分であるp203の「数学統計」軽視と読める部分は結構問題である(一般論として、客観的なほうが妥当な可能性が高いことは否定できないだろう。もっとも、「きわめて複雑な社会関係や人間心理」(p203)を経済分析に持ち込むことを否定するわけでもないが)、以上2点から星1つ減らして、星4つ。
26 人中、22人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
エコノミストという芸人を斬ってみました。,
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レビュー対象商品: エコノミストを格付けする (文春新書) (新書)
エコノミストという肩書きの人物が頻繁にマスコミに登場して、経済についての解釈や政策提言などを行っています。しかしそのほとんどの主張が大衆迎合的だったり、事実の後追いだったりしており、また彼らの予測のほとんどが実現していない(要するにはずれている)のです。 にもかかわらずマスコミは彼らに頻繁に登場願って、その御託宣を伺おうとします。 ものすごく腑に落ちないのは私だけではないでしょう。 要するにエコノミストというのは、主張が一貫しているとか論理的とか的中しているとかは関係なく、大衆に「なるほど」と思わせることができれば、またマスコミに呼んでもらってギャラをもらえ、本を書けば印税が入るという、芸人の一種なのでしょう。 この本は、個々のエコノミストが過去に何を主張し(時に主張は180度転換したりします)、それが論理的であったか、予測が的中したのかといったことを検証しています。 テレビに登場しているエコノミスト(多くの場合、有名大学教授、閣僚経験者、有名金融機関の調査部門長)がもっともらしい顔をして、いかにいい加減なことを言ってきたかがよく分かります。 一読の価値があります。
11 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
便利な本,
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レビュー対象商品: エコノミストを格付けする (文春新書) (新書)
多くのエコノミストの主張を取り上げておりこれ一冊で網羅できる点では非常に便利な本ですね。 経済政策論争がイデオロギー化して政権にもまったく影響を与えなく なった今いろんな意味で面白い。その点でいえば何が正しく何が間違 っているかではなく主張の一貫性を検討したところが特徴。 総合点もでていますが個別の点に注目するとなかなか興味深いですね。 これから主張が変遷するかもしれないエコノミストをチェックするのに 便利な本といえるでしょう。
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