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6 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
貧窮に苦しむ末に・・・,
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レビュー対象商品: エコノミカル・パレス (講談社文庫) (文庫)
著者は、平凡な日常から脱却するために葛藤する女性像を描き続けてきたが、本作もその路線を踏襲している。エコノミカルとタイトルにあるように、経済的な困窮に苛まれる主人公は、その中で生活の目的をも見失ってしまう。そこから脱っしようともがき苦しむ姿は、いじらしさを通り越して哀れである。 読みながらも心にちいさな痛みを覚えるのは、主人公と共感する部分を持っているからだろうか。 作品としては、すっきりとした文章とストーリー構成でとても読みやすい。
4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
みみっちい,
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レビュー対象商品: エコノミカル・パレス (講談社文庫) (文庫)
とても身近で、だけど人間の本質をついているような。角田光代さんの言葉を借りるなら「みみっちい」ことです。フリーターをしながら、こんなみみっちいことを、とっても切実に考える。雑文書きをし、安定した収入の安価バイトをし、だけど社会保険料も払えず、同棲相手は失業でアルバイトを探してもいっこうに見つからない。なぜそうまでしてフリーターであり続けるのかは描かれていないのですが、それがあたかも「現代」を的確についているような気がしてきます。話の転がり方も、描写も、とても自然に感じました。あまりに身近なことが嫌になるくらい自然に描かれている。だからこそラストにずしんと重さを持った哀しさが迫ってくるのだと思います。(帯にある最高傑作かどうかは別にしても)「旅」「共同生活」「フリーター」などのキーワードもあり、角田光代さんの味がいかんなく発揮されている作品だと思います。
2 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
佳作と言っていいだろう。,
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レビュー対象商品: エコノミカル・パレス (講談社文庫) (文庫)
金と精神状態にまつわる青春小説と言えばいいのだろうか。お金があっても幸せになれない、でもお金がなくちゃ生きていけないという現実を、女性の視点から見事に描き出している佳作。 角田光代の小説は、作者自身の旅行体験に根ざしているせいか、実に異国情緒にあふれているのにリアルな生活にも根ざしているという、不思議にパラレルなトーンを帯びている。 佳作と言っていいだろう。
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