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エコエティカ (講談社学術文庫)
 
 

エコエティカ (講談社学術文庫) [文庫]

今道 友信
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容説明

人類の生息圏の規模で考える新倫理学の誕生今日の高度技術社会の中で,生命倫理や医の倫理など,すべての分野で倫理が問い直されている.今こそ人間の生き方に関わる倫理の復権が急務と説く注目の書下し.

内容(「BOOK」データベースより)

今日、生命倫理や医の倫理、環境倫理や技術倫理など、すべての分野で倫理が問い直されている。エコエティカとは、これら一切を含む「人類の生息圏の規模で考える倫理」のことで、高度技術社会の中での人間の生き方を考え直そうとする新しい哲学である。人間のエコロジカルな変化に対応する徳目とは何か。よく生きるとはどういうことか。今こそエコエティカの確立が急務であると説く、注目の書下し。

登録情報

  • 文庫: 222ページ
  • 出版社: 講談社 (1990/11/5)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4061589466
  • ISBN-13: 978-4061589469
  • 発売日: 1990/11/5
  • 商品の寸法: 14.6 x 10.6 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
この本では、単に自然環境だけではなく、生命、医、技術など「人類の生息圏の規模で考える倫理」を考える哲学としての「エコエティカ」について解説されています。
倫理・哲学というと、それだけで敬遠してしまう人もいるかもしれませんが(私もその一人でした)、技術の目覚しい発展や、多くの情報が氾濫する現在、個人が何かを判断する場面において、最後に必要になってくるのは倫理観や道徳観なんだと思います。
本書は、社会の変化に伴って、知らず知らずに変化してきた道徳観、常識について、改めて考えるきっかけや、現代社会に適した倫理観を考えるきっかけを与えてくれる一冊でした。
このレビューは参考になりましたか?
5 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
「エコエティカ」とは、著者によれば、
「人類の生息圏の規模で考える倫理」ということで、
科学技術の連関から成る社会という新しい環境の中で、
人間の直面するさまざまな新しい問題を含めて、
人間の生き方を考え直そうとする新しい哲学の一部門
であるという。
家の倫理や国家の倫理などではなく、
科学技術を環境とする現代社会の倫理ということだ。

新しい名前をつけなくても、
これこそが「環境倫理学」という感じがする。

著者は、「環境倫理学との違い」として、
エコエティカは「環境の変化から出てくるエコロジカルな
変化に基づいて、人間が主体的に自己の行為をどのように
決定しなければならないか、を問題にする」と述べているが、
これも環境倫理学の問題ではないかと思う。
むしろこれまでの環境倫理学に比べたときの
エコエティカの重要な特徴は、
「技術連関」としての環境(環境=自然ではない)
「対物倫理」という倫理(対人倫理だけではない)
新しい徳目論(クルマの運転能力も「徳」の一つ)
この三点にあると思う。
このレビューは参考になりましたか?
4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
本書は文庫本のために90年に纏められたものであり、既に20年以上を経過したふた昔前の作品である。しかし、2011年の未曾有の惨劇に私たちが否応なしに関与しているいま、改めて読み込むとそこには、まさに「いま」起こりつつあることどもの本質的原因が示されている。名称からすれば「環境」本と勘違いされてしまうかも知れないが、凡そ知識人としての自覚や召命を抱く者は、本書を繙くべきである。私たちの生き方を変える力が与えられている本、ほとんど存在しないだろうけれど、これは稀有の預言書である。
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