多分、前作を見た人の8割は本作をけなすことだろう。なるほど息も凍るような恐怖の場面は皆無と言ってよい。哲学的、観念的に考えさせられる映画だが、そのことはもしかしたら映画という表現方法からははずれることなのかもしれない。
しかし、脚本も演出も無駄がなく、一気に見ることができる。それに作品を支えるのは実力派俳優たちの演技だ。リンダ・ブレアもすっかりティーンになり(その後色々問題を起こして消えてしまったが)、多感な少女の演技ができるようになった。リチャード・バートンも本作が最後の好演と言ってもいい。さらにアカデミー賞女優のルイズ・フレッチャー、異色黒人俳優のジェームズ・アール・ジョーンズ(ダース・ベイダーの声です)も印象深い。
前作からの出演では、神父のマックス・フォン・シドー、メイドのキティ・ウィンも場面は少ないが、要所を締めている。
アフリカの場面などの、独特の土色の中心とした配色は、「エイリアン3」のデビッド・フィンチャーに明らかに影響を与えている。
音楽もエンニオ・モリコーネの起用はいささか意外だが、映画を見てすぐサントラを買ってしまったほど印象深い。
ラスト、一瞬、神になったかとも思えるリンダ・ブレアのなんとも当惑した表情にモリコーネの哀愁きわまる「リーガンのテーマ」がかぶるシーンは忘れがたい・・・。
と、思いきや、
劇場公開版とDVDでは結末が大きく違っています。ネタバレするのであえて書きませんが、DVDのほうはちょっと・・・と思います。
劇場公開版のほうが上記ラストシーンの雰囲気も含め、自然だと思うのですが・・・。