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アマゾンで本を注文できるようになって最初に買ったのが、エクソシストの原本である。英文を読んでやっと納得した。この翻訳者宇野利泰はプロの翻訳者と呼ぶに値しないと。今はお亡くなりになられている。きっと彼は天国で深く反省し、今頃は一から英語の勉強をやり直しているだろう。
エクソシストのこの日本語訳には、少なくとも100箇所以上の誤訳や省略がある。日本語で読んだとき、リーガンが笑うとよく口に手を当てたりするのだが(日本人には珍しくないがアメリカ人は普通しない)、原本には歯列矯正器が入っていることが何度も書かれている。それなら納得。しかし、日本語訳にはついぞ歯列矯正の言葉はない。
屋根裏部屋を調べるリーガンの母・クリスのところで、『電燈のスイッチを入れると、何かが飛び跳ねているのが目に付いたが、彼女が足を踏み入れると同時に、身をひそめてしまった。』この文を読んだとき、どうして屋根裏部屋に『何か』がいるのだろうと不思議に思ったのだが、英文で読んでみると訳者が原文を完全に読み違えてトンデモナイ創作文になっていたことも解った。
この日本語訳では原作者の訴えたい肝心なテーマを述べているところを、見事なほど完璧に誤訳を続けている。この日本語訳では作品を鑑賞することは全く不可能である。
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