COMEBACK MY DAUGHTERS2年10ヶ月ぶりのニュー・アルバムが到着。
彼らの音楽は心に染み渡る唯一無二のロックであり、歌であるので心待ちにしていた。
で、今回も期待を裏切らずとてもいい作品を創ってくれました。
今作は賑やかなポップセンスを開花させた1st、シンプルにサウンドを削ぎ落とした2ndとは違い
全体的にロック度が高く、かつポップな部分も多く含む柔軟な作品であると思う。
いつもなら雰囲気、空気感が統一されているが、今作は割りと気負いのない、素の部分が多く出たアルバムだと思う。
一曲目「EXP」から聴こえてくるのはカラカラのギターサウンドと前のめりなバンドサウンド。
いつもより乾いたロックを聞かせる前半はとても躍動感に満ちていて気持ちがいい。
先行シングルの「Have Lancho」でひとまず前半のハイライトを終え(これがまたいい曲。メロディ超伸びやか!)、
そこからはミドルテンポの丁寧なサビを聴かせるエバーグリーンな「Bored Rigid」、
カムバックにしては張り詰めた雰囲気、しかしサビで温か味を与える「Hair Brush Knife」、
またしみじみするバラード「Ordin」とバラエティに富んだ構成でじっくり聴かせていく。
12曲あるが今回もあっという間に聴き終わり、また一曲目に戻りたくなる。
いつも通りの展開の曲もあるのに全然飽きが来ない。
今回もカムバック・マジックは健在でした。
カムバックの音楽は非常にシンプルでありながら様々な分野からの影響を
垣間見れるし、メロディーの幅も広いので奥深さも感じられるのがいい。
洋楽の影響を受けつつも、日本人が好きな郷愁感も含んでいるのがいい。
今回もメロディーは抜群の出来。「EXP」のサビのメロディーは個人的に特に胸に来た。
そのほかにもピンポイントで胸を打つメロディーがどんどんあふれ出て来る。それが何よりたまらなかった。
ノスタルジックでありながらも新鮮。そういう音楽が今回も鳴っています。
最後の曲「Cosmic Rays」の最後の歌詞はこう綴られている。
「僕達は自分たちが掘った穴を埋めなければならない」(Cosmic Rays)
意味深なフレーズで終わる今作。カムバックのパンク性も垣間見れる。