エイモスさんの仕事は動物園の飼育係のようです。ようです、と言うのは
動物園に行って餌を与えたり、掃除をしたりするのではなく、ゾウとチェスを
したり、カメと駆けっこをしたり、ミミズクに本を読んであげたりしているので。
飼育というより、友達として動物たちとつきあっているのです。
そして、エイモスさんが風邪で寝込んでいると、反対に動物たちが彼の家まで
やってきて・・・
と、 ここまで書いたものの、本書の魅力を文章で伝えるのは難しいですね。
木版画とエンピツを使い、色味をおさえてキリリと描いた絵がポイント。
確かなデッサンによる具体的な描写ながら、伝わってくるのはかなり内面的な世界。
抽象的なことは具体的に、具体的なことは抽象的に描くとテーマに立体感がでる、
というようなことを誰かが言ってた覚えがありますが、その好例ですね。
動物たちとのコミュニケーションを通し、心がゆったりと癒される絵本です。