全盛期だったエイジアのメンバーで復活後に行なったフェニックス・ツアーから5公演を選んでCD化にした物。どの公演もフル・ステージ収録されているため、1公演につき2CDで単独に薄型プラケース収納となっている。そして5つのプラケースを写真の厚紙で包み込んでパッケージングしている。パッケージのフタはない。
肝心のライブの仕上がり度だが音質・バランス調整・スケール感等もうしぶんない。しかし、メンバーが高齢のせいかダイナミックさが落ちるという所が残念だが、これはしかたが無い事。だが各メンバー生き生きとした演奏を聴かせてくれるから最高だ。公演によってはスペシャル・メニューとしてファースト・アルバムをアルバムの順番どおりに演奏しているのもあったり、イエス・EL&P・キングクリムゾンの曲も披露し、おまけにバグルスの『ラジオ・スターの悲劇』をフル・コーラスで歌と演奏しているのもある。とにかく内容は各公演大変充実している。
ここで重大な事がある。当アルバムはオフイシャル・ブートレッグだという事だ。ブートレッグにしては正規ライブ収録と変わらない内容である。この真相はライブ・ミキサーから小型ミキサーへつなぎ録音機器へつながっていたという。すなわち、小型ミキサーで録音調整していたという事だ。エンジニアがエイジアのメンバーが行なったコンサートのサウンド・チェックをするため用としてやったものらしい。だが、器機の接続上の関係でノイズが発生したり音が割れて歪んだりしている部分が多い。ノイズ(ジジジ...)や歪み(ビリビリ...)それほど強くないのだが、気になってしょうがない。アルバムの半分以上はそうなっている。
じっくり聴くタイプの方であれば敬遠したほうが良い。コレクターの方や大ファンの方、またはBGM感覚で小音量で聴く方だったら良いかもしれない。でも各公演の内容がやたらと濃いので購入に迷うアルバムだ。