『こんにちはウーフ』の続編。きつねのツネタとうさぎのミミちゃんのことがよくわかります。
ぼうきれを植えて、りんごが実る日を待ちわびているウーフは相変わらずですが、ミミちゃんは、鏡に映る自分を見て、「ここにいるあたしはいったいだれなの?」と不思議に思い始めています。子どもらしいのんびりした日々と、いつのまにか心の奥に育っている、自分という存在への疑問を、平易な言葉ですくいあげる神沢さんはさすがだなあと思わされます。
ところでこの本で、ツネタのファンになってしまいました。「かあちゃん」の「大もりカレー」を食べて風邪を吹きとばしたり、寝込んだかあちゃんの代わりに「まかしときっきのキンピラゴボウ」を上手に作ったり……。
井上洋介さんのカラーの挿絵も数枚はさまれ、ますます楽しい本になっています。