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ウロボロス (創元推理文庫)
 
 

ウロボロス (創元推理文庫) [文庫]

E.R. エディスン , 山崎 淳
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

文武に秀でた高貴なるジャス王とその二人の弟を戴く修羅国は、水星全世界に勇名を馳せていた。だが一方の強国、恐怖と権力の化身ゴライス大王率いる魔女国が、世界に覇をとなえるべく修羅国に臣下の礼を要求してくるや、ここに水星を二分する戦乱の火蓋が切って落とされた! 天馬がり魔獣が咆哮する英雄ファンタジーの一大金字塔!

内容(「BOOK」データベースより)

高貴にして文武に秀でたる修羅王国ジャスは、恐怖と権力の化身、魔女国大王ゴライス11世が臣下の礼を要求するもこれを拒絶、弟のブラスコ卿は、格闘仕合で大王を屠り去ってしまった。ゴライス12世が即位するや、ジャス王一行の上に魔物をつかわし弟を拉致、かくして水星を二分する戦乱の火蓋が切って落とされた! 英雄ファンタジィの超大作!

登録情報

  • 文庫: 702ページ
  • 出版社: 東京創元社 (1986/03)
  • ISBN-10: 4488538010
  • ISBN-13: 978-4488538019
  • 発売日: 1986/03
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 2.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 572,799位 (本のベストセラーを見る)
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6 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
原書は18世紀の英語で書かれており
訳者はその雰囲気を如何に日本語で表現するか?
ここに大変に苦慮した、旨があとがきに書いてあります。
あえての古い言い回しや読み仮名、当て字の奇っ怪な固有名詞などを
多用した文章は、中々に雰囲気が出ているのではないでしょうか。
この日本語版は、作者であるE・Rエディスンと訳者・山崎氏の
共著と言ってもいいと思います。

内容は、水星を舞台にした架空世界(中世っぽい感じ)における
三国志的な大河ドラマです。
打ち物とっては水星一のブランドック・ダーハ卿や
裏切りの星の下に生まれた、哀しき軍師・グロ卿、
大魔法使いにして悪の権化・ゴライス十二世
古武士コオランド、傲岸不遜な美男武将コリニウスなど
魅力的な登場人物がワンサカでます。
(なんか魅力的なのは敵方武将ばかりだな・・・)

問題は、導入部にわけの分からん狂言回しが出てきて
これのくだりが結構つらいこと。
しかし、作者もすぐにこの狂言回しの存在を忘れ
すぐにいなくなり、以後物語には登場してこなくなるので
最初の20Pさえ我慢して読めば面白くなります。

冒頭に述べた理由で、文章はあえて難解な言い回しを多用しているので
読み手を選ぶかも。個人的には好きです。
このレビューは参考になりましたか?
書かれた年代にご注目。
だいぶ前に書かれた本ですが、
古臭さはありませんでした。
知らなければ現代に書かれた本だろう、と
錯覚させられる本です。

ひとつの些細の出来事が
戦火を巻き起こす作品です。
その結果世界はやがて混沌と化していきます。

確かに面白い作品です。
特に修羅国(デモンランド)の
有志たちの活躍は目覚しいですし、
たとえピンチでも勇敢に戦っています。
ですが…

とかく文章が長く、くどいのです。
ファンタジーの悪い点が出てしまっている感じです。
それと悪の面である魔女国(ウイッチランド)が
とかく醜悪に書かれているので
人によっては眉をひそめることになるでしょう。

それと、結末に関しては…
怒り狂う人がいるかも。
散々読ませたくせにこれかよ!!
と言う感じです。

同世代の作家でしたら
やはりトールキンのほうに軍配が上がります。
こちらの作品はヒーローはすごいものの、
ちょっと構成難があります。
このレビューは参考になりましたか?
2 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By eclipse
この物語の舞台はかなりコンパクトで,西ヨーロッパくらいの面積のようです.動員されてい
る戦力から見ると,日本ならば戦国の時代の初期,16世紀の初めくらいの規模のようです.視
覚的な描写が十分に可能な人数なのに,合戦の様子はいまひとつで,著者の得手ではないよう
です.

おまけに,主人公のジャス王には個性が乏しく,王の二人の弟や,ジャス王の武将もブランド
ック・ダーハ卿を除いては個性がない.著者が筆を割いているのはもっぱら仇方で,主人公チ
ームに対してもこのように描けばまったく別の物語になったでしょう.もっともジャスがラス
トで示した判断はこのような造形があって始めて納得の行くものでしょう.

しかしながらエディスンの創造したこの世界は他に類例のないものだと思います.誰の影響も
受けず,誰にも影響を与えなかった.それがこのウロボロスです.※私的には火星のプリンセ
スに似ている感じはします.
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