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ウロボロスの波動 (ハヤカワSFシリーズJコレクション)
 
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ウロボロスの波動 (ハヤカワSFシリーズJコレクション) [単行本]

林 譲治
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

西暦2100年、1機のX線観測衛星が発見したブラックホール・カーリー―それがすべての始まりだった。カーリーの軌道を改変、その周囲に巨大な人工降着円盤を建設することで、太陽系全域を網羅するエネルギー転送システムを確立する―この1世紀におよぶ巨大プロジェクトのためAADDが創設されたが、その社会構造と価値観の相違は地球との間に深刻な対立を生み、人類は激動の時代を迎えようとしていた…。火星、エウロパ、チタニア―変貌する太陽系社会を背景に、星ぼしと人間たちのドラマを活写する連作短篇集。

内容(「MARC」データベースより)

西暦2100年、1機のX線観測衛星が発見したブラックホール・カーリー。それがすべての始まりだった-。火星、エウロパ、チタニア、変貌する太陽系社会を背景に、星ぼしと人間たちのドラマを活写する連作短篇集。

登録情報

  • 単行本: 293ページ
  • 出版社: 早川書房 (2002/07)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4152084308
  • ISBN-13: 978-4152084309
  • 発売日: 2002/07
  • 商品の寸法: 18.8 x 12.2 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 789,156位 (本のベストセラーを見る)
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7 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
 かなりしっかりしたハードSFですが、それ以上にストーリテリング的に非常によくできたエンターテインメント作品集として評価したい。

「人工降着円盤」から膨大なエネルギーを取り出し、それを元にして人類が太陽系に進出した未来、というバックグランドは緻密に構築されていると思うし、収録されているそれぞれの短編の中で、そうした設定はたしかに効果的に利用されているのだけれど、年代記風に配列された、異なる時代を舞台にするそれぞれの物語が、ときにミステリ風の「謎解き」をメインとしていたり(ウロボロスの波動)、火星政府の要人を暗殺しようとする側とそれを阻止しようとする側を交互に描くスパイ・スリラー風の作品であったり(ヒドラの氷結)して、まずもって「小説として」バツグンに面白いのだ。

 もちろん、作中のAADDの組織形態ユニークさなど、SFとしての仕掛けや大技、小技は随所に散りばめられてはいるのだけれど、そうした細かい部分をすっとばして読んでも、かなり楽しめる出来となっている。

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