表紙カバーにセブンの横顔がバーンと出ていたのに眼を奪われて、ついつい衝動買い。ウルトラファンの掘り起こしを図る目的で編集したものと思われ、マニアの立場からすると、少々物足りない内容かも知れない。全302頁のおよそ2/3が『Q』『マン』『セブン』『帰りマン』の4作全話ストーリー紹介(勿論、例の12話は欠番)で占められてしまっており、今さらの感を禁じ得ないところだ。
……なので、読み物としての面白さや資料的価値では、以前に別冊宝島のシリーズとして発刊された『僕たちの好きなウルトラマン』、あるいは10数年前に出た価格2万円の豪華本『ウルトラマンクロニクル』の方が勝っているだろう。
但し、本書に豊富に載っているスチール写真のなかにはあまり見た記憶のない珍しいカットが結構あり、ウルトラファンの諸氏は是非手にとって確認してみて欲しい。価格が3,000円というのも微妙な金額ではあるが、取り敢えず手元に置いておきたい1冊。