ブームになっているウルトラライトハイキングの定義や、「食」「住」「衣」「働」と4つのカテゴリーでギア別にその特徴や筆者の経験や使用論が紹介されています。
その道具を使う目的と手法、あれば良いという物ではなくて自分のスキルに応じて選択、使用することは重要な要素です。
そして、それが軽くなれば軽くなるほど行動力に繋がっていくことは、寺澤氏など先人が開拓したことで広まりつつあります。
5章の「楽」では自作ギアの制作方法を写真付きで丁寧に紹介されていて、これから自作をしようとする方には参考になるのではないでしょうか。
私も、空き缶を使ってアルコールストーブをつくったり、スタッフバックを作ったりして、とても楽しい思いをしています。
自分で作った道具を持って、山に登ると今まで以上の充実感が得られます。
様々な商品が溢れている今の時代、ハイキングやトレッキングに必要な物がものが何であるのか、自分がハイキングで何をしたいのか見直すきっかけにもなるのではないでしょうか。
少々ストイックな面もあるウルトラライトギアですが、身をこわばらせて構える必要は全くなく、ちょっとだけ想像力をふくらませるだけで、今後のハイキングがまた面白くなると思います。
好奇心を持って臨めば可能性はどんどん広がります。
この本はそのきっかけとなる第一歩、筆者が試行錯誤しながらギアを自作した話は、自作を試みた人もそうでない人にもとても面白いかと思います。