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「ウルトラマン」全39話から選りすぐった名場面の数々を、科学特捜隊の故ムラマツ・キャップ(小林昭二)の居邸に集められたハヤタ、フジ、アラシ、イデらかつての隊員たちの回想という形式で描いた、金子修介監督の新作。
謎の差出人からの手紙に招かれて集まった、もと科特隊隊員たちのドラマは、「ウルトラマン」の後日談とも言うべき内容。ムラマツ・キャップへの思い、かつて“ふたりでひとり”だったウルトラマンと正面から対峙するハヤタ、それぞれの隊員たちの回想…演出、シナリオ、構成の狙いがぴたりとマッチし、しかも演出者の感情を押しつけないタッチで描いた好編。単なる名場面集+エピソード披露の枠を超え、確たる視点を持った“作品”として高い完成度を見せるあたりは映画監督・金子修介の面目躍如。
ムラマツ・キャップを演じた小林昭二氏が最後に出演した映画「ガメラ2・レギオン襲来」も金子監督作品で、その最後の演技を思い起こしながら鑑賞されたし。(斉藤守彦)
内容(「キネマ旬報社」データベースより)
「ウルトラマンの正体は本当にハヤタ隊員だったのか?」。平成版「ガメラ」シリーズの金子修介監督が贈る、40年ぶりに集まった科特隊メンバーによるミステリアスな後日談。『ウルトラマン』に登場した怪獣も特集し、金子監督と石坂浩二の対談も収録。