この本は、ウルトラQとウルトラマンの各話について写真と文章で紹介してあります。簡単に言えばそうなのですが、この本が一般(?)のウルトラ本と違うのは、ウルトラQは制作順に放映Noを付けて、ウルトラマンは放映順に制作Noを付けて掲載されており、ウルトラQの場合、故・成田亨氏(ウルトラマン、ウルトラセブンをはじめ、以降ウルトラセブン第30話までほとんどの怪獣、宇宙人のデザインをした)が制作に携わってからとそれ以前とが、はっきりわかるようになっています。また、怪獣が登場するお話の場合、ほぼ全てに成田氏のものと思われるデザイン画(成田氏デザインの怪獣以外にもついているので、はっきりはわからないが)がついていたり、身長、体重のデータと共に、怪獣の能力(TACTICS、POWER、SPEED、WEAPONについて)を図式化して、ウルトラマンと比較していたり、(ウルトラQの怪獣にもある)STORYの他にREPORTと称して各話登場人物の手記、記録のようなものが記載されていて、そこにも独自の視点がみられておもしろく読めました。他にも、制作裏話やNG怪獣やNG台本、ウルトラマンの幻の長編映画についてや、巻頭には現存する造形物や当時のウルトラグッズについて掲載されており、それらもよかったです。巻末の商品リストは古いですが、はじめに、"この本の読み方"についてまで記載されていて、好感が持てました。これ一冊でも十分おもしろいですが、"ウルトラセブンベストブック"と併せて買うともっとおもしろいと思います。お勧めです。