もともとはCMキャラのうえ、とんねるず関連のためか、
どうしても歴代中最も色物的印象のウルトラマンゼアス。
しかしこの2本の映画は、そんな色眼鏡を吹き飛ばしてしまうほど、
パワーにあふれた作品です。
そこにいるのは神格がかった「光の巨人」ではありませんが、
弱さがあるからこそそれを克服しようとひたむきに努力し夢を語る、
いわば藤子不二雄先生の作品的なヒーロー。
劇場版ドラえもんにおけるのび太の大活躍にホロリとさせられてしまう方は
特に楽しめるのではないでしょうか?
お子さんがいる方は、是非お子様と一緒に画面に向かって、
このひたむきな巨人を応援しましょう。
「ゼアス、ゼアス!ゼアス、ゼアス、ゼアス!!」
余談ですがウルトラシリーズのファンの方々は、
懐かしい顔ぶれのカメオ出演をぜひお見逃しなく!
パート1には今は亡きムラマツキャップを含む科特隊の面々が、
ゼアス2には「ウルトラマンともあろう者が…」と
冒頭から楽屋落ちで笑わせる団時郎氏をはじめ、
ひし美ゆり子さんら西條さんらが登場しますが、
なんともいっても特筆すべきは森次晃司さん扮する「薩摩バン」隊長。
この「薩摩」て、セブンが地球に来た際にモロボシ・ダンのモデルにした、
薩摩次郎の名字であるところがなんとも芸コマです。
ラストの彼の台詞も「やっぱりダンだったんだなぁ」と
我々ウルトラ世代をニヤリとさせてくれます。
この価格で劇場版2本とも十分楽しめる本ソフト、
これは「買い!」だと思いますヨ。