2005年10月初版発行。手元にあるものは「2007年7月・第五刷発行」とある。何かの年鑑のような外箱に、卒業アルバムっぽいハードカバーの白い本と、DVDをケースごと収めた紙製の外ケースが入っている。
カラーなのは冒頭の16ページだけ。あとはモノクロというかセピア調の2色刷りで、雰囲気は出ている。第1話放映当日の新聞のテレビ欄や、当時のカレンダーと共に“セブン”や業界、そして世の中の流れをたどるなど、興味深い試みがなされている。
好きな写真はいっぱいあるが、87ページの「子どもと相撲をとるエレキング」が、ほのぼのとしていてなんか、いい。
DVD(約28分)は『キャプテンウルトラ』最終回で流れたはずの“セブン”第1話予告を録音した音声(浦野光氏ではない。おそらくTBSアナウンサーによるもの。音質はなんとか聴き取れる程度)、当時発売されていた8mmフィルムから「緑の恐怖」「マックス号応答せよ」(約3分強×2。モノクロ・サイレント)、などのレアな映像・音声で構成されているが、見ていて苦痛に感じることもなく、むしろスムーズに鑑賞できた。中では、造形の高山氏所蔵の8mmフィルム“ある小さな記録(ガッツ星人ができるまで)”と、金城氏の脚本、ダン・アンヌ・フルハシらの出演によるソノシート・ドラマ「3大星人の逆襲!」が楽しい。もとの映像に音声がない部分のコメンタリーは満田監督、聞き手は五藤圭子さん(『ネクサス』の平木詩織隊員役)が担当している。
全体にさほどマニア向けのものではなく、“セブン”が大好きならきっと納得のいく内容だろう。
2009年8月には第2弾『昭和42年 ウルトラセブン誕生』が出るが、これとはまた違った角度からの好編集を期待している。
なお、まだ入手できる場合もあるようなので、もし興味があればおサイフと相談の上、あちこち探してみるのもいいと思う。