寺の隣の花屋の娘・佐保。恋する相手はふとある時に出逢ったインドの王子…恋心と平行して住職が行方不明、妹の友達の恨み…と色々な思いを取り混ぜているお話です…
「夢を超えた現実になる」
という思いにグッときます…男女がくっつけばハッピーエンド★というおちの話 とは深みが違う色々な恋の思いの話…読み終わった後「何であれ恋心を抱くのも(少し)怖くないなぁ、悪くない!!」とパワーを貰えました!
夏の温度が伝わってくる丁寧な背景、可愛いけどスッキリ見易い絵…(男女関係無く見れる絵柄では…?!)特に後書きのイラストさえも緩さを残しつつ緻密に…日本画の様な一枚を描いてくれる勝田文先生の読者に対する一生懸命さ、誠意、思いが詰まっている所がまた…新作を待ってしまう読者と作者との良い関係を築いてくれる…
あと花屋の話だからか画面一杯に素敵な花や花柄が配置されていてストーリーに深みを加えていて…
同時に収録されている「近くの他人」は夜同じアパートの住人に助けを求められて…という話から始まります。海老が話に出てきて…向田邦子作品に通じる味わいです…「海老フライ食べたい!」という思いと緩さや話の温かさがまた…!「ダブルプレイ」も…初期の作品を入れてくれて有り難うっ!って思いです(笑)やるせない高校生から続く恋心…
三話とも読んだ後ほっこり&パワーを貰えました…何度でも読んでしまう作品達でオススメです!!!