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第15回(1999年) 坪田譲治文学賞受賞
出版社 / 著者からの内容紹介
ウメ子は変わっている。ウメ子はふつうの子とちがう。初めて会った日から、みよはずっとそう思ってきた。ロビンフッドのような服装に、勇敢な行動。みよは、ウメ子の魅力に夢中になった。そんなある日、謎の紙芝居屋さんが現れ、行方不明だったウメ子の父さんの居場所が・・・。人と人が共感で結びついていたあのころ。誰もが貧乏で、さげすみもひがみも感じさせなかったあの時代。人間関係のむずかしい現代から、懐旧の世界に導かれる。人気エッセイストの阿川佐知和子さんが子ども時代の経験に想を得た、初の長編小説。坪田譲治文学賞受賞作品。
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内容(「BOOK」データベースより)
「お父さんはいないの」ウメ子はうつむいたまま、答えた。とたんに私の笑いも止まった。急にあたりが静かになった。悪いことを言ってしまったらしい。私は白いワンピースのレースをいじりながら、小声で聞いてみた。「死んじゃったの?」ウメ子はびっくりした顔でこちらを向き直った。「ばかだなあ。死んでないよー。生きてるんだよ。でも、どこにいるかわからないの。だから、もう少し大きくなったら、捜しにいくんだ」「ひとりで」「ちがうよ。みよちゃんと一緒に」。天性が迸る、阿川佐和子初めての長編。
内容(「MARC」データベースより)
みよちゃんの友だちのウメ子は強烈な個性の持ち主。ウメ子が行くところ、いつも大騒動がまき起こる。そして、家出した父親との再会は、ウメ子を少しだけ大人にした…。少女のまっすぐな友情と冒険を描く。
出版社からのコメント
彼女は変わっている、普通の子とちょっと違う。初めて会った日からそう思っていた。そんなウメ子の強烈な個性に惹かれていく、わたし…。少女のさわやかな友情と冒険をノスタルジックに描く。著者が自らの幼年時代の想いを重ねて綴る、初の小説。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
阿川 佐和子
慶応大学卒業後、テレビでキャスターを務めた後、渡米。週刊誌の対談のほか、エッセイストとして活躍中。講談社エッセイ賞(檀ふみとの共著『ああ言えばこう食う』)、第十五回坪田譲治文学賞(本書)など受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) --このテキストは、 文庫 版に関連付けられています。
慶応大学卒業後、テレビでキャスターを務めた後、渡米。週刊誌の対談のほか、エッセイストとして活躍中。講談社エッセイ賞(檀ふみとの共著『ああ言えばこう食う』)、第十五回坪田譲治文学賞(本書)など受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) --このテキストは、 文庫 版に関連付けられています。