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ウパデーシャ・サーハスリー―真実の自己の探求 (岩波文庫)
 
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ウパデーシャ・サーハスリー―真実の自己の探求 (岩波文庫) [文庫]

シャンカラ , 前田 専学
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

しばしばインド最大の哲学者とよばれるヒンドゥー教の哲学者シャンカラ(700‐750)の教説集。「生と死というワニが出没する輪廻の大海」から脱する道はただ一つ、我が内なる本来の自己アートマンが宇宙の根本原理ブラフマンと同一であるという真理を悟ることにあると説く。表題は「千の詩節からなる教説」の意。本邦初訳。

登録情報

  • 文庫: 301ページ
  • 出版社: 岩波書店 (1988/4/18)
  • ISBN-10: 4003326415
  • ISBN-13: 978-4003326411
  • 発売日: 1988/4/18
  • 商品の寸法: 14.6 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 283,997位 (本のベストセラーを見る)
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4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
まず初めに、書籍販売情報です。
アマゾンでは新品がないとなっているようですが、書店では、
「2009年7月9日、第9刷発行」が棚に並んでいて入手できると思います。
私は、アマゾンで買って2回読んだあと、将来に渡って繰り返し読みたい
と思って(繰り返し読むに値する本だと思って)、もう1冊をこの夏ころ
書店店頭で買いました。
たぶん、まだ店頭では販売していると思いますので、読みたいと思う方は
(大型店に)足を運んだらいかがでしょうか(書店にない場合はお許しを)。

さて、湯田豊先生の「ウパニシャッド(大東出版社)」を読むと、とても難解
なところが多く、何かよい解説書がほしいと考えるのは私だけではないと思います。
(訳註はありますが)
また、中村元先生の「ウパニシャッドの思想 (中村元選集、 春秋社)」は、
解説も豊富で懇切丁寧なのですが、自らウパニシャッドの境地を体得していたと
思われるシャンカラとは解説の視点が異なります。

その意味で、ウパデーシャ・サーハスリーは、多くのウパニシャッドを
引用して論点を整理しており、ウパニシャッドに対する理解を進めるための
一助となる書籍といえます。
ただ、シャンカラが持論を展開するためにウパニシャッドから都合の良い
ところを集めてきたと言われればそれまでかもしれませんが、「なるほど
そのような解釈ができるのか」といった”気づき”の方が大きいと思われます。
それと、シャンカラの説く”解脱に必要なこととその根拠”については、
ウパニシャッドを離れ、ヨーガ・スートラなどを読む際にも役に立つでしょう。

内容の濃さににもかかわらず安価な文庫本ですから、”輪廻からの解脱”や
古代インド思想に関心のある方には、一読をお勧めしたいと思います。
このレビューは参考になりましたか?
By ドラゴン ポルト トップ500レビュアー
形式:文庫|Amazonが確認した購入
シャンカラのアドバイダの教理が説かれた短くても重要な著作です。今どきのスピリチュアル本の元ネタの元ネタともいえる著作です。今どきのスピリチュアルなんとかとは一線を画した本です。
単に哲学的な問題を扱ったのではなくて、生きる上での根源的な問題に対しての回答を与えるための著作であると思います。普遍化した言葉で語っていますが、実際の人の生のありようから離れた著作であることはなく、まさに人の具体的な、生そのものに対して、語っているのがこの著作であると思います。根源的な抜苦与楽のポテンシャルを秘めた素晴らしい著作です。
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7 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By kanedaitsuki トップ1000レビュアー VINE™ メンバー
形式:文庫
 ヴェーダンタ学派の大成者シャンカラの不二一元論(いわゆる「梵我一如」)が説かれた代表作。世に蔓延するあまたのスピリチュアル本は、いわばこれを薄めたり、混ぜ物をした紛いものであり、最悪単なるパロディでしかない。
「だれも健全な教えを聞こうとしない時が来ます。そのとき、人々は自分に都合の良いことを聞こうと、好き勝手に教師たちを寄せ集め、真理から耳を背け、作り話の方にそれて行くようになります」(第2テモテ4章3−4節)
 真実の自己が神である、という表現上の真理も、伝統を踏まえた上でなければ、容易に単なる自我肯定に転がり落ちてしまう。真の霊性を求めるなら、シャンカラの言に耳を傾け、不二一元論が決して自我教のごときものではないことをよくよく理解すべきである。
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