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5つ星のうち 4.0
“偉い”探偵が活躍!,
By レグルス (兵庫県神戸市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: ウサギの乱 (講談社ノベルス) (新書)
普通なら、○○づくしというのは作品を読んでいる内に明らかになってくるものですが、霞流一の作品では逆に、タイトルから内容が分かる、というのが面白い特徴になっています。ウサギといえば月ということで、アポロ計画についての蘊蓄まであるのが楽しいです。 動機は意外だし、犯行方法も複雑で、本格としては充分よくできていると思います。 本作のオリジナリティは2点。密室から犯人が出るための方法が1つ。これはまさしく「げぇ~!」と叫びたくなるほどモノスゴイ。読んでのお楽しみ。 もう1つは探偵役の素性。あとがきから作者自身のことばを借りて紹介すると、「大物俳優にして参議院議員、人気と権力を濫用する名探偵・駄柄善悟」で、冒頭から登場している一人称の警部はワトソン役にすぎません。ただ、どうにもホームズを引き立てるために間抜けなせいか、『フォックスの死劇』の紅門のようなおちゃらけたキャラに見えてしまいます。どう見ても警部には見えません。まあ霞バカミスではこんなリアリティの欠如は大した問題ではないですが。とにかくここまで凄い肩書きの探偵というのはなかなかいないのではないでしょうか。
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