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ウクライナ・ナショナリズム―独立のディレンマ
  

ウクライナ・ナショナリズム―独立のディレンマ [単行本]

中井 和夫
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

本書は第二次世界大戦後、ウクライナが独立にいたるプロセスと独立後のディレンマについて書いたものである。自決(self‐determination)を求め、独立を獲得するまでのナショナリズム・フェーズ1と独立後に直面する新しいナショナリズム・フェーズ2の双方を書こうと試みた。ナショナリズムをめぐる諸問題は独立によってすべて解決するわけではないからである。

内容(「MARC」データベースより)

ソ連時代のウクライナの民族運動・対ロシア関係、ソ連解体後の民族関係、および独立迄のプロセスと独立後のディレンマについて考察。ナショナリズムを世に問うた研究書。

登録情報

  • 単行本: 265ページ
  • 出版社: 東京大学出版会 (1998/11)
  • ISBN-10: 4130360930
  • ISBN-13: 978-4130360937
  • 発売日: 1998/11
  • 商品の寸法: 21 x 14.8 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 1,188,448位 (本のベストセラーを見る)
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By akashishiuenomaru VINE™ メンバー
形式:単行本
 長らく読まうと思ひ乍ら果せなかった本書を漸く読み終へる事が出来た。思へば著者中井和夫氏の講義を大学で聴講したのが、ウクライナ史との出会ひであり、二十数年の年月が経ったわけである。
 先づ、本書はウクライナ史の現在を総括したやうな独立とそれを生かしめたナショナリズムについて分析、解明の書である。そして、著者中井和夫氏の相変らずの緻密な論証姿勢は衰へを知らぬ知性を感ぜせしめるものがある。主観的な思ひと客観的な論証の二つが合はさって、ダイナミックなよき作品として結実されてゐる。
 本書で、新しく明らかにされてゐるのは、ウクライナ国家成立に際して、民族派と大統領の行動が「独立国家」維持といふ観点でバイアスがかかったといふ興味深い事実の解明である。そして、ウクライナ国家の順調な生成発展には、「ユニエイト」的なものに可能性を見出してゐる事である。
 更に言へば、著者に本書刊行後の十数年のウクライナの現在とその推移をウォッチされての新たな識見を示して貰ひたい所である。
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