本作は1987年の製作だ。「プレデター」とか「リーサルウェポン」とか「オーバー・ザ・トップ」
なんかと同じ年。もうすぐ四半世紀というのが信じられないなあ・・・。
M・ダグラスはゲッコー役でオスカーを得て、現在病と闘いながらも、続編に出演している。
C・シーンやD・ハンナは最近すっかりスクリーンではご無沙汰だが、TVを活躍の主戦場にしているようだ。
本作の時代は、何と言っても「バブリー」がキーワードだ。ゲッコーが「今やアメリカは二流国だ」というシーン
があるが、まさに日出国の日本がどんどんのしてきた頃であり、セリフの中にも日本市場の強気が出てくる。
バドの青二才振りと、ゲッコーの貪欲さは、ついこの前の日本プチバブルの時にも見られた現象だ。
株式市場という「幻」の中で踊り踊らされ、最後には逮捕者まで出るという「バブル」は本当に怖い。
冒頭、マンハッタンの空撮から始まるが、その中心に据えられているのはワールド・トレード・センターだ。
やはりこの2本のスカイスクレーパーが有る無いでは、マンハッタンの風情が全く異なる。
まさか13年後に影も形もなくなるとは、誰も信じていなかっただろう。オリヴァー・ストーンは「WTC」も
監督しているし、この「絵」に思い入れがあったのかもしれない。
内容的には少し古い面もあるが、未だ教訓となる要素が多いのは名作の証。
続編にもちゃんと繋がっているので、未見の方は是非。
特典映像はSDだが、なかなか面白いメイキングが収録されている。
「D・ハンナはあまり乗り気じゃなかった」とかいう事実も明かされており、興味深い。星は4つです。