チャーリーシーンがインサイダー取引で金儲けして自分を見失いそうになり
最後は父親の勤務先を買収して父親を無職にしそうになる話。
父親を愛しているという自分のアイデンティティーを思い出し
父親の勤務先の買収策を阻止します。
濡れ手に粟の大金を得る金融の仕事より
額に汗して小銭を稼ぐ機械整備の仕事の尊さを説くところに
安易な「道徳」を押し付けてくる「臭み」を感じました。
NY人が寄ってたかってユダヤ人をいじめているような印象さえ受けました。
濡れ手に粟の大金を得る金融の「ユダヤ人的」な仕事だって尊いと僕は思いましたけど。……
でも、そもそもハリウッド自体がユダヤ人が作った映画村なのですから
ハリウッドがこういう映画を作ったのはNY人がユダヤ人を本当にいじめてるわけではないのでしょう。
と、いろいろ書きましたが、そんなことはどうでもよくなるくらい
おしゃれで現実的で英語の勉強になるパワフルな傑作で見ていて引き込まれます。
おしゃれです。
音楽も良い意味で80'sで良い感じです。サントラほしい。
スーツもメガネもかっこいい。DVDを買うことにした。
現実的でした。
責任を取りたがらないナイーブに見える社内弁護士(法務部の人)、
日和見主義で言うことがころころ変わる上司、
年収500万円でも都会に住んでたら生活はキツイところ。
NHKの「ハゲタカ」や「チェイス」に近い現実感。
買収先の企業も現実的でした。
製紙会社に航空会社に鉄鋼会社に、
買収対象相手はピークを過ぎた産業の大会社で
キャッシュを持っていることが多いわりに投資をあまりしないので
配当を求められたり買収対象とされやすいのが容易に想像できます。
スーツもいかにもビジネスマンが着てる感じです
サスペンダーしてる人なんてさすがにあまり会社にいませんけど。w
オフィスではシャツの一番上のボタンをはずして仕事するけど
クライアントの前では一番上まで閉めること、
株主総会でのスーツ・タイと普段のオフィスでのスーツ・タイが違うのは
けっこうよく調べてるなと思いました。
(すこし違和感を感じたのは個人プレーなことです。
チャーリーシーンは同僚と同じチームなのに一緒に仕事しません。)
英語も良い。
セリフが生々しい。
チャーリーシーンのNY英語がかっこいい。
マイケルダグラスのユダヤ人らしい貪欲さが恐ろしい。
証券ビジネスに特化した映画ですので
銀行・商事会社・証券会社・ファンドなどに勤務している方は参考になるところがいくつもあると思います。
チャーリーシーンのNY英語にあこがれました。
イギリス英語を話す伯爵もでてきますのでイギリス英語が好きな人もぜひ(ジムキャリーの「Yesman」で啓蒙セミナーの先生をやってた人でした)。
パワフルです。
父親と息子が怒鳴りあい、
マイケルダグラスとチャーリーシーンが怒鳴りあい、
普段は言わないような本音をさらけだします。
金が大事なのか信用が大事なのか
仲間なのか敵なのか
何が道徳で何が不道徳なのか
何が欲で何が善なのか
何度も何度も確認します。
見ていてはらはらする映画が見たいならこの映画をおススメします。
この映画に出会えて本当にうれしい!