前作の
ウォール街 (特別編) [DVD]を見ていない方でも十分楽しめる映画ですが、それでも前作の伏線があったりするので時間に余裕があるのでしたらまず前作から見ることをおすすめします。前作の方は舞台が古いですが、投資銀行の雰囲気は充分伝わると思います。
あらすじを簡単に述べますと、舞台は2008年のニューヨークです。投資銀行に勤める主人公のジェイコブは人生薔薇色で、結婚を前提に付き合っている女性ウィニーとの交際も順調でした。ところが、勤める投資銀行が急激な業績悪化により株価が暴落、突然破綻し、ジェイコブ自身も資産を失ってしまいます。それが、金融業界の黒幕ブレトンの陰謀だと知ったジェイコブは、刑務所を出た元大物投資家のゲッコー(前作でも登場しています)に接近し、そしてそのゲッコーは、ウィニーの実の父親でもあり、そこからウォールストリートサバイバルが始まっていく、という内容です。
主人公はジェイコブですが、前作を見ている方ならゲッコーが裏主人公的なものというのが分かります。前作での彼の熱気は変化しておらず、感動的ですらあるのですが、全く見ていない方でも「凄腕のバンカー」ということは伝わると思います。リーマン・ショックやサブプライム、複雑な金融商品やリークサイトなどがテーマで、さらに今回の作品は「家族」についても扱っています。ただ、若干安っぽいヒューマンドラマ的なものがあるので、ここはちょっと頂けないかなと思い☆を4つにしました。
他のレビューでもありますが、「前作のおまけ」という位置づけは間違っていないと思います。前作の主人公である「バド・フォックス」(ゲッコーのインサイダーをリークした人)とゲッコーの再開シーンは二分程度の短い時間ですがとても見事でした。よりスピードが早く、そしてより複雑になっていく金融商品ですが、これってどういうものなのか、そして投資銀行はどういうことをするのかをイメージする作品としては良いと思います。