日経BP企画
ウォーター・マネー
水問題が人類の健康を蝕み、巨大利権の温床となり、新たな紛争の火種となる時代が、すぐそこまで来ていると訴える書。これまでにも世界金融問題や中国問題に着目し、大胆な予測を行ってきた著者が、多くの日本人は世界規模で発生している水の危機的状況に対する認識が薄いと警鐘を鳴らす。
水問題が人類の健康を蝕み、巨大利権の温床となり、新たな紛争の火種となる時代が、すぐそこまで来ていると訴える書。これまでにも世界金融問題や中国問題に着目し、大胆な予測を行ってきた著者が、多くの日本人は世界規模で発生している水の危機的状況に対する認識が薄いと警鐘を鳴らす。
イラク戦争における最も深刻な被害は、米軍による水供給源の攻撃によってもたらされていると指摘する。砂漠の国にとって、上下水道を寸断されるという事態は、汚染水摂取や疫病の蔓延などによって、終戦後にこそ被害が拡大することを意味する。子供を中心に数十万人の命を奪っていくという試算もある。さらにこれらに対する報復として、欧米各地で水源地に対するテロ活動が活発化する危険性が増しているとも説く。地球環境の視点から見ても、人口爆発、地球温暖化、水質汚染が招く「ウォーター・ストレス」が加速度的に増加していると憂える。
日本が肉や穀物生産に用いる「間接水」の輸入大国であることはほとんど知られていない。輸出国が突然課金政策を取り始めたら、日本経済にとって大きなダメージとなるであろうと予測する。そのほか、欧米で起きている企業間の利権争いや水道事業民営化の動きなどをリポートする。
(日経ビジネス 2003/12/22 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)
出版社/著者からの内容紹介
5年後、ガソリンスタンドは「水素スタンド」にとって代わられている…。この水争奪戦で生き残るために、日本はどうすればよいのか? 国際問題評論家の著者が、ビジネスマンのために世界最先端の状況をレポートする。
内容(「MARC」データベースより)
5年後、街のガソリンスタンドは「水スタンド」になっているだろう。いま、世界は次世代エネルギー大転換期を迎え、石油から水へ大きくシフトしようとしている。日本はこの水争奪戦で、どのように生き残ればいいのか?