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ウォーター・ビジネス (岩波新書)
 
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ウォーター・ビジネス (岩波新書) [新書]

中村 靖彦
5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (10件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

今世紀最大の問題の一つといわれる水問題をめぐって,ウォーター・ビジネスの世界が過熱している.特に多国籍企業がビジネスチャンスを求めて水資源の獲得や利用の権利を確保するために,世界各地に進出している.日本国内をはじめ,アメリカ・中国などの現場取材を通して,その実態を明らかにし,水はいったい誰のものかを考える.

内容(「BOOK」データベースより)

今世紀最大の問題の一つといわれる水問題をめぐって、ウォーター・ビジネスの世界が過熱している。特に多国籍企業がビジネスチャンスを求めて水資源の獲得や利用の権利を確保するために、世界各地に進出している。日本国内をはじめ、アメリカ・中国などの現場取材を通して、その実態を明らかにし、水はいったい誰のものかを考える。

登録情報

  • 新書: 243ページ
  • 出版社: 岩波書店 (2004/2/22)
  • ISBN-10: 400430878X
  • ISBN-13: 978-4004308782
  • 発売日: 2004/2/22
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.4 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (10件のカスタマーレビュー)
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形式:新書
東京渋谷区恵比寿で水を飲ませるバーが登場した。山梨県白州町では、サントリー、JA熊本、シャトレーゼなどが南アルプスの豊かな水源で事業展開している。日本でのボトル入りの水(ボトルウォーター)の消費量が急速に伸びており、消費量トップのコーヒーを何時しか凌駕する勢いである。現在の日本人一人当たりのボトルウォーターの年間消費量は11リットル。しかし、この消費量はまだアメリカの7分の1、フランスやイタリアの14分の1。

また、世界的には水は偏在している。この点、石油と同様である。米国中西部の穀倉地帯では農業用の地下水が減少している。中国では北部での水不足を補うため、幅50メートル、長さ約1,500メートルの運河(「南水北調」)を建設中である。仏ヴェリア(旧ヴィヴェンディ)は日本での事業展開を模索中である。

日本の年間降雨量は1,700ミリ。これは世界的には非常に恵まれている。日本は石油では偏在の不利益を被っているが、水についてはその偏在の利益を得ていると言える。

本書はこういった世界的な規模の問題を活写して余りある。数十年前はこういう書籍は翻訳ものが多かったのではないかと思う。著者はあとがきで取材先に取材を断られることも多かったという。著者の取材力、構想力に敬意を表する。文句なく星5つ。 

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16 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
日本が資源の無い国だと思っていたら大間違いだった。水は今後どのような経緯をたどるのだろうか?
本書のまえがきに「現代人 水を汚して 水を買う」という川柳が冒頭に書かれている。
よく考えてみたら日本では水よりガソリンが高いことのほうが不思議だが、水で戦争が起るような国(そのような国のほうが水資源は乏しい)ではガソリンより水のほうが高いのがあたりまえだと言う事をあらためて認識させられた次第だ。
今後世界の名だたる大資本が水を求めて日本になだれ込んでくることは必然であるようにおもう。
本書を読み終えて、素直にこれは「ウォーター・ウォー」であるとおもった。
このレビューは参考になりましたか?
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
なんとなく当たり前となっている「水を買う」行為に疑問を投げかけてくれる一冊。

穀物を家畜に育てる分を食料が不足している地域にまわせば何億人が救われる、という話しはきいたことがあるが、水でも同様の事がいえるらしい。牛丼1杯、水2トンがその端的な例だ。牛丼になる牛を育てるために、飼料や牛にかかる水は2トン。

水は誰のものか?
水に関わる人(といえば、すべての人だろうが)が、一度はそれが意味することを考えてみたほうがいい気にさせられた一冊。

ところどころ、主観的な面があり、なんとなく星一つへって4つ。

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