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22 人中、19人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
本書は世界的な規模の問題を活写して余りある,
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レビュー対象商品: ウォーター・ビジネス (岩波新書) (新書)
東京渋谷区恵比寿で水を飲ませるバーが登場した。山梨県白州町では、サントリー、JA熊本、シャトレーゼなどが南アルプスの豊かな水源で事業展開している。日本でのボトル入りの水(ボトルウォーター)の消費量が急速に伸びており、消費量トップのコーヒーを何時しか凌駕する勢いである。現在の日本人一人当たりのボトルウォーターの年間消費量は11リットル。しかし、この消費量はまだアメリカの7分の1、フランスやイタリアの14分の1。また、世界的には水は偏在している。この点、石油と同様である。米国中西部の穀倉地帯では農業用の地下水が減少している。中国では北部での水不足を補うため、幅50メートル、長さ約1,500メートルの運河(「南水北調」)を建設中である。仏ヴェリア(旧ヴィヴェンディ)は日本での事業展開を模索中である。 日本の年間降雨量は1,700ミリ。これは世界的には非常に恵まれている。日本は石油では偏在の不利益を被っているが、水についてはその偏在の利益を得ていると言える。 本書はこういった世界的な規模の問題を活写して余りある。数十年前はこういう書籍は翻訳ものが多かったのではないかと思う。著者はあとがきで取材先に取材を断られることも多かったという。著者の取材力、構想力に敬意を表する。文句なく星5つ。
15 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
ガソリンより高い水,
By sonojordan (長野県飯田市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: ウォーター・ビジネス (岩波新書) (新書)
日本が資源の無い国だと思っていたら大間違いだった。水は今後どのような経緯をたどるのだろうか?本書のまえがきに「現代人 水を汚して 水を買う」という川柳が冒頭に書かれている。 よく考えてみたら日本では水よりガソリンが高いことのほうが不思議だが、水で戦争が起るような国(そのような国のほうが水資源は乏しい)ではガソリンより水のほうが高いのがあたりまえだと言う事をあらためて認識させられた次第だ。 今後世界の名だたる大資本が水を求めて日本になだれ込んでくることは必然であるようにおもう。 本書を読み終えて、素直にこれは「ウォーター・ウォー」であるとおもった。
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
水はタダではない。,
By STZX (愛知県) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: ウォーター・ビジネス (岩波新書) (新書)
日本が水と安全はタダというのは、すでに過去のお話。日本は島国なので、今まで水の争いということは起こらなかったが、 果たして、今世紀中はどうであろうか? 本書では、世界的な人口増加傾向で、特に開発途上国の水不足に警鐘を鳴らしている。 海に囲まれている、我が国では考えもしなかったが、 地球、1国だけでも「水」というものは、偏って存在しており、 不平等な分配による、戦争・紛争の懸念や、水不足が深刻化した際、 砂漠化の恐れを危惧している。 ボトル・ウォーターの売り上げが、日本でも欧米諸国に追いつくぐらいに、増加傾向であり、普通であれば、 安価に入手できるものを、消費者はより多くのお金を払い購入し、企業は儲けているなど、 「水」は誰のものか? という事を問われた入門書的な書籍である。
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