一気に第6話まで観てしまいました。非常に面白いです。
2時間前後でまとめ上げなければならない映画に比べると,じっくり時間をかけて人間模様を描くことができるのがテレビドラマの強みで,本作もその利点がうまく生かされています。
夫婦の愛,兄弟姉妹の愛,親友と恋愛との葛藤。
そしてゾンビ映画には必ずついて回る,ゾンビ化した最愛の人を殺害できるかという究極のテーマ。
(本作ではゾンビという言葉は全く使われずウォーカーと呼ばれています。)
また,一見悪人に見える者でも実は善良な心を持つことが分かったり,自らに対して酷いことをした人間に対しても命をかけて救出しようとする。とんでもないような極限状態の世界を描きながらも,絶望しきってしまい自暴自棄になるのではなく,実は人間のもつ心にはとても善良なものがあるんだよということが描かれています。
また,第1作目を監督したフランク・ダラボン監督の演出が素晴らしい。
美しい緑の中を走る道路の遠くから1台のパトカーが近づいてくる。パトカーが止まり保安官がパトカーから降りるとカメラが後ろへ引き,何もないかと思っていた道路上にたくさんの廃棄された自動車が散乱している。このオープニングから画面に釘付けです。
そしてシーズン1全6話,まったくだれることなく一気に突っ走ります。
ゾンビが苦手な方でも楽しめるのではないでしょうか。