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横長の大判サイズの絵本を開くと、色鮮やかな草花が咲いた庭の風景や、夏空のもとで戦わされる新しいゲームの様子やなんかが、本からわあーっと飛び出すような感じで描かれています。夏休みの、あの解放感に満ちた空気を感じさせてくれるケビン・ホークスの絵が、ポール・フライシュマンの気宇壮大な話としっくり溶け合っているところ。いかしてるなあ、素敵だなあと思いました。絵本に見入りながら、わくわくさせられました。
あと、時折登場するんだけど、頁の隅っこのほうに小さく描かれているので、うっかりすると見逃してしまう「となりのおじさん」が、ちょいといい味出してるぞと、今回読み返してそう思いました。本の表紙にも出ています。右下の三角屋根の家の窓から顔を覗かせている、眼鏡をかけたおじさんなんだけど…。画面では、ちょっと見えないかな。
本の中で、ウエズレー少年の「自由研究」を、垣根越しに双眼鏡で見ていたり、蛇に驚いていたりするこのおじさん、もしかしたらモデルは作者ご本人なのかもしれません。
主人公の強烈な個性、
どの絵本にも類似しない独創性溢れる魅力的なストーリー、
見る人の目を惹き付け離さない豊かで明るい絵。
人によって様々な捕らえ方があるのかもしれませんが、
一人でも多くの人に読んで欲しいし、この面白さを知って欲しい。
絵本に興味の無い方にも5つ星でお勧め出来る、私の中の名作です。
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