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| 1. 魔弾の射手*歌劇 |
1973年に行われたこの伝説的なレコーディングは、カルロス・クライバーの最初のスタジオ・プロジェクトで、彼が楽譜に惜しみなく注いだ綿密な注意は、大胆に、新鮮に、権威あるふうに鳴り響きつづける演奏という結果となって現れた。ドレスデン・シュターツカペッレは最高の状態の演奏で、優しくはずむ管楽器のソロでも、有名なヴォルフのグレンの場面でのまことに不気味な雰囲気でも、そうである。ペーター・シュライヤーの陰鬱(いんうつ)で心に訴えるテノールには、なにかしら後天的に得た味といったものがあるが、主人公である狩人のマックスの絶望には熱のこもった声を与えている。グンドゥラ・ヤノヴィッツは感動的な美しさでもって歌い、マックスの恋人アガーテの二次元的な性格を驚くべき深みでもって豊かなものにし、アガーテの汚れのなさと悩ましい胸騒ぎの両方を表現してみせる。そしてテオ・アダムは、悪魔サミエルとの契約が不首尾に終わった邪悪なカスパルの完全に悪意に満ちた、胸が悪くなるような声の肖像を生み出している。
もっと頻繁に上演されてしかるべきなのにされない作品にとって、このレコーディングはきわめて貴重である。(Thomas May, Amazon.com)
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