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ウェルカム・ホーム! (新潮文庫)
 
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ウェルカム・ホーム! (新潮文庫) [文庫]

鷺沢 萠
5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (16件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

「普通の家族って、なに?」それぞれの家族にたくさんの愛情のカタチがある。

シングル・マザーや父子家庭が当たり前の時代、親子の繋がり方も変っている。父親と息子、そして父の友人。男3人で暮らす「家族」生活。また、離婚した夫の連れ子と数年ぶりに再会する“育ての母”の気持ち。「普通の家族」とは少しカタチが違うけど、とっても温かいふたつの家族の情景を描いたハートウォーミング・ストーリー二篇。 --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

いちばん大事なのは、お帰りって声をかけてくれる人がいること。親友の父子家庭に居候しながら家事と子育てに奮闘する元シェフ渡辺毅と、再婚にも失敗し前夫の連れ娘と引き離されたキャリアウーマン児島律子。それぞれの「ウェルカム・ホーム」をさがすふたつの物語に優しい涙がとめどなくあふれる。まるで神さまからのギフトのような慈愛に満ちたサギサワの最高傑作。

登録情報

  • 文庫: 251ページ
  • 出版社: 新潮社 (2006/08)
  • ISBN-10: 4101325200
  • ISBN-13: 978-4101325200
  • 発売日: 2006/08
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 1 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (16件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 425,239位 (本のベストセラーを見る)
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23 人中、21人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
追悼 2004/4/18
By アジアの息吹 トップ1000レビュアー
形式:単行本
2004年4月11日、彼女は逝ってしまった。
そのニュースが出たのは4月15日の朝だった。
私はこの日、会社帰りにこの本を買った。
恐らくは遺作となってしまうであろう、この本を。

彼女と私は大学の同級生である。
もちろん向こうは私のことは知らない。
大学入学前にデビューしていた彼女の存在は
私のとってはセンセーショナルであった。

私は彼女の著書が出る度に買い揃え、
自分と同じように年を取っていく作家を追い続けた。
そして時に過去の著作を読み返すことにより
自分の過去をも振り返るという体験もできた。

本書は「帰るべき場所」の物語である。
確固としてあった「フツーの家族」という枠組みが崩壊した現在、
それでもなお人には「帰るべき場所」が残されているんだという

前向きの、暖かい感触が感じられた。

終始家族や、その後は血の出自にこだわった作家だった。
そのひとつの回答がこの「帰るべき場所」だったのかもしれない。
そんなメッセージを発した彼女はしかし、
一人だけの場所に去っていってしまった・・・。

並んで歩いていた伴侶を失ったような、そんな気分である。

これから暫し、彼女の著作を振り返ってみたい。

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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By kokodokodoko! トップ1000レビュアー
形式:文庫
両親がいて、子供がいて、お父さんが外で働いて、お母さんがおうちを守って、子供たちは学校で勉強をする。

そういう形ではない家を描いた小説です。

出てくる人たちは、たまにゆがんだりもするけど、基本的にまっすぐです。

一緒に暮らす人たちを懸命に愛します。

そして、かなわんなぁと思うことが多い日々の中で、「むくわれた」と思える大きなプレゼントをもらいます。

その瞬間に接したとき、読む人たちも自己を肯定する時間をもてるような気がしました。

作者はとても優しい人だなと読んですぐに感じました。

そして、その優しさはなかなかこの世では「むくわれない」種類のものだなと感じました。

ご冥福をお祈りしています。
このレビューは参考になりましたか?
22 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By tiancoo
形式:単行本
突然の訃報に驚いた。最近ご無沙汰していた彼女の新作をあわてて手に入れた。「フツーの家族って、なに?」と帯に記されている。この時代、家族の形は様々。そんなことは情報として知ってはいても、キモチには響いてこない。何がフツーなのか。何がフツーじゃないのか。

実に彼女らしい作品です。全然器用ではなくてうまく立ち回れなくて壁にぶつかって底に沈みながらも、ふと光が射し込む瞬間。そんな一瞬をつかまえている。希望は絶望につながっているものかもしれないけれど、それでもたとえ一瞬でも希望が希望のまま光り輝いているその瞬間を。

泣き笑いみたいな顔をした登場人物の向こうにもまた、同じ表情をした作者の顔があるのだろう。

「おかえりなさい」の温かさを教えてくれるこの本をありがとう。いってらっしゃい。ご冥福をお祈りします。

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投稿日: 2005/10/15 投稿者: 中は切っても発出さん
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投稿日: 2005/5/11 投稿者: ゆこりん
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投稿日: 2004/9/3 投稿者: "esr-mirai"
とても嬉しくなりました。
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投稿日: 2004/7/13 投稿者: 遠い日
純粋に泣けました。
 純粋に、泣ける一冊。... 続きを読む
投稿日: 2004/6/29 投稿者: kaze
「嵐」の後で再生を目指す日本の家族
 「渡辺毅編」と「児島律子編」の二つの中編小説「ウェルカム・ホーム」をあわせた一冊。... 続きを読む
投稿日: 2004/6/6 投稿者: yukkiebeer
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