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ウェブ社会をどう生きるか (岩波新書)
 
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ウェブ社会をどう生きるか (岩波新書) [新書]

西垣 通
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (17件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社 / 著者からの内容紹介

大きな話題のウェブ2.0.いったい何が新しいのか.どのようなことが可能なのか.一方で、民主的平等主義という美名のもとで、逆に、社会的な格差はますます広がっていく懸念はないのか.情報やコンピュータの本質を基礎から考え直し、社会全体として、真のIT革命実現にむけて、今どういう方策をとるべきかを問う

内容(「BOOK」データベースより)

大きな話題のウェブ2.0。いったい何が新しいのか。どのようなことが可能なのか。民主的平等主義という美名のもとで、逆に、社会的な格差はますます広がっていく懸念はないのか。情報やコンピュータの本質を基礎から考え直し、社会全体として、真のIT革命実現にむけて、今どういう方策をとるべきかを問う。

登録情報

  • 新書: 182ページ
  • 出版社: 岩波書店 (2007/5/22)
  • ISBN-10: 4004310741
  • ISBN-13: 978-4004310747
  • 発売日: 2007/5/22
  • 商品の寸法: 16.8 x 10.6 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (17件のカスタマーレビュー)
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20 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 糸音 トップ500レビュアー VINE™ メンバー
形式:新書
巷には情報化社会やインターネット、ウェブに関する書物が溢れている。
それらの本の著者はおそらく20代、30代といった若い書き手が多いのではないか。
この著者は彼ら若い書き手が生まれる前から情報学に携わってきた第一人者である。
まさに碩学と言うべき人物であるが、そんな著者から見て現代のウェブ社会はどのようにうつっているのであろうか。

まず手放しのウェブ礼賛はない。
ウェブがすべてを変えるとか、ウェブ以前・ウェブ以後というようなお手軽な論議とは全く無縁である。
私がもっとも強い印象を受けたのはウェブの成功者はベスト・アンド・ブライテストの人々だと言うことだ。ウェブが社会を変える、格差を縮小するなんてとんでもない。既得権益層での権力の再分配に過ぎないという指摘には目から鱗が落ちる思いだ。
このあたりは流石、情報論や情報技術の発展を見つめ続けてきた著者ならではであろう。
目先の派手さに目を奪われることなく、本質を見抜こうとする姿勢は見習わなければならない。

また、情報とは「伝わる」ものか、そもそも情報とは何であるのか、情報そのものへの考察も刺激的であった。普段何気なく情報という言葉を使っているが、その実態は予想以上に広く、深いものである。機械情報をいかに生物情報に近づけていくのか。オートポイエティック・システムなど理論的に込み入った部分もあるが、今後の情報社会の行く末を占う上で、もう一度情報とは何かを考え直すために必要な論議に違いない。
ITからICTへ時代が動きつつある今、機械情報と生物情報の違いを理解し、機械情報を使ってどのように生物情報を記述すべきかを考える時代になってきているのだろう。
このレビューは参考になりましたか?
5 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 倒錯委員長 トップ500レビュアー
形式:新書
インターネットについて、僕のような門外漢が新書で何かを学び取ろうとするのは難しい。結構売れている本にしたって、システムとか機能とか、要するにネットが「いかにすごいか」「いかに便利か」を教えてくれるだけのものであって、そんなことは実際にネットを立ち上げて、見るより馴れろではないが、それこそ使っているうちにわかることばかりである。あとは、金の話が多い。「このシステムを使っていかに儲けるか」とか「このシステムからなんとか収益をだせないか」とか。こちとらIT企業の社長ではあるまいし、そんなことを長々と論じられてもげんなりするのである。

その点本書、『ウェブ社会をどう生きるか』はひと味ちがう。システムでも、金儲けでもない、いや、というよりかそれらを包摂してウェブ社会でいかに生きていくか、が問われている。間違っても「どう(便利に)生きるか」でも、「どう(稼いで)生きていくか」でもないのである。
ここにあるのは、インターネットというものを思想的にとりあげ、そのネット社会がこの先どのような変容を見せるのか、そしてその中で「いかに生きるべきか」という哲学的問いである。

本書は、表層的なネットの話題だけでは終わらず、人工知能の構築に横たわるフレーム問題や情報の概念自体を問い直したりなど、その話題はかなり広くて、しかも深い。読むところ筆者の西垣さん、まえがきの方で語っているが、かなり前から情報理論に携わっているらしく、そんじょそこらの新参者とは違うのである。
このレビューは参考になりましたか?
25 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
反『ウェブ進化論』に立つ、初めてのまとまった書籍。

団塊世代であり、ネット社会の理論家としてリードしてきた学者によるウェブ進化礼讃世代への苦言とも読めるが、自己言及的にネット社会礼讃を振り返るようなところもあり、みずからの内省を伴う件もある。

古典的な進歩礼讃、表現上の民主主義を錦の御旗とするウェブ礼讃派への批判が的を射ているとするなら、それが自己反省に裏付けられているからだろう。

六本木ヒルズに代表される、エゴイスティックな資本主義礼讃は、地方への分権やメディア権力の分散によって担保されるのか。著者には「定年後」の思想的課題として、このグローバリズム打破を果たしてもらいたい。

グーグルによる一神教的情報統制への論点は刺激的だ。
このレビューは参考になりましたか?
最近のカスタマーレビュー
メディア研究分野のお勧め図書(西垣通『ウェブ社会をどう生きるか』岩波書店, 2007, 182p.)
 ウェブは急速に普及した。メディアが普及する時は、いつも急速である。ウェブもまた、その浸透の速度はすさまじい。... 続きを読む
投稿日: 14か月前 投稿者: 河島茂生
何かが違う
すごくちゃんとした情報にもとづいて議論しようとしている。
「生きる意味を検索できるか。」は、本質を突いた問いかけだと思う。... 続きを読む
投稿日: 2009/11/29 投稿者: kaizen
理性的な批判
ウェブ2.0によって、
社会が良くなるという思想に対して、
冷静な批判をしている著書です。... 続きを読む
投稿日: 2009/6/22 投稿者: あにも
ウェブ2.0万歳論への懐疑の提出
 やや元気を無くしつつはあが、「ウェブ2.0」への手放しの礼賛論・万歳論の中、真のIT社会の在り方を問い直す一冊です。... 続きを読む
投稿日: 2008/9/20 投稿者: 歯職人
精緻な論旨の中、わずかに垣間見える著者の人間臭さが興味深い
「ウェブ2.0」を発端とする手放しの「ウェブ礼賛論」に警鐘を鳴らすべく、情報やコンピュータの本質を分析し直しつつ、真のIT革命実現の方策を探ろうという意欲的な一冊... 続きを読む
投稿日: 2008/5/2 投稿者: 酒本舗
主張は正しくても、何の影響力も与えられない
近年の「ウェブ礼賛論」に危機を感じ、
それに警鐘を鳴らすために作者は本書を書いたのだろう。... 続きを読む
投稿日: 2007/12/16 投稿者: 山田晃嗣
「アンチ」ウェブ進化論
youtube、ウィキペディア、SNS…
今日ではweb2.0というものが広く使われています。... 続きを読む
投稿日: 2007/11/10 投稿者: 蔵前
単にアメリカの巨大企業を儲けさせるだけではだめだ
ウェブは便利そうである。しかし、よく考えて使わないと、いろいろ問題がありそうだ。普通の人々の生活、困っている人の役に立つウェブは?... 続きを読む
投稿日: 2007/11/10 投稿者: Cafe Red Sky
数多くあるウェブ礼賛書を読んできた自分にとっては,参考になる一冊だった。
一言で言えば,梅田望夫の「ウェブ進化論」に対する反論。自分は「ウェブ進化論」を読んで,感動した人間なのでその意見に完全には同調できなかった。確かに,ウェブで人の心... 続きを読む
投稿日: 2007/9/23 投稿者: J-HASE
情報のとらえ方が新鮮
本来の「情報」とはなにか、あるいは「生物と無生物の違い」から説き起こし、人間本来の... 続きを読む
投稿日: 2007/9/4 投稿者: フクロウ探検隊
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