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5 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
具体例、多数,
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レビュー対象商品: ウェブ炎上―ネット群集の暴走と可能性 (ちくま新書) (新書)
ネットでの「炎上」または、サイバーカスケード(電脳空間における一方的・煽情的な情報の滝?)をテーマにしたIT評論とでもいうべき1冊。現実に騒ぎを巻き起こした炎上事件など、多数の具体例とそれらに対するメディア論的な解釈・解説が併記されていて、それなりに楽しく読めた。よく分からなかったのは、打開策としての「アーキテクチャの構築」。それと、他のレビュアーも書いていたが、メディアの議題設定機能論(アジェンダ・セッティング)や「沈黙の螺旋」理論の援用は、ここでは妥当だったのか、という点。ネット社会は情報の「可視化」と「つながり」を強めた、という指摘はオーソドックスで、しかもネット空間における法や道徳の過剰、および実名公開主義を警戒するスタンスもノーマル。それだけに、細部に曖昧なところが窺えたのが、少し残念だった。
11 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
過去の炎上事件簿としても楽しめる,
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レビュー対象商品: ウェブ炎上―ネット群集の暴走と可能性 (ちくま新書) (新書)
炎上というとブログ炎上を想定されることが多いと思いますが本書はブログ炎上の対策本ではなく、炎上の仕組みを解説したもの。 過去のさまざまな炎上の実例を紹介しつつ解説されており、 注釈もその都度ページの左端に付いているので読みやすい。 またP99〜100の『自分のブログが気になって離れられなくなった』 という体験談はHPなりウェブ日記などを持ったことのある人であれば 苦笑とともに共感してしまうのではないでしょうか。私もそんな一人です。
65 人中、45人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
問題を解決するための本というよりも、こんな問題ありますよと紹介する本,
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レビュー対象商品: ウェブ炎上―ネット群集の暴走と可能性 (ちくま新書) (新書)
タイトルは「ウェブ炎上」だが、この本が主題として取り上げているのは「サイバーカスケード」である。たしかにブログを開設している人も多いだろうから、より身近な炎上の問題をタイトルに打ち出した方がインパクトあるだろうが、それはむしろ亜流の問題で、問題意識として持っておくべきなのは明らかにサイバーカスケードのほうだろう。 この本は、その問題を解決するための本というよりも問題を提示する本。 サイバーカスケードとは、ネット上で最初は一個人の考えだったものが、大量に集積し束となり、いつしか強大な影響力をもつひとつの権力になる現象である。 筆者は「イラク人質事件」のバッシングを例に説明しているが、あの事件では被害者に対してWeb上でも非難が高まった。筆者が問題視しているのはこの場合、「被害者が自己責任とるべき」という意見に集中したカスケードのことだけではない。 彼によるとそもそも争点の選択の時点でカスケードが始まっているのだ。あの事件について他の議論もできたはずなのである。しかし、大してそれらは盛り上がらなかった。もうすでにそこで被害者が悪いという考えに基づく争点の選択が行われていて、議論自体はすでに圧倒的大差で勝つ出来レースだったのだ。 筆者も述べているが、従来の中央集権的メディアと違い、インターネットを包括的に語ることはできないのではないだろうか。筆者は恐らくかなりネットに詳しい部類の人間だろう。しかし、彼が知りうることができる出来事も、ネット社会の氷山の一角なのかも知れない。理屈でいえば、リンクもされていない本人以外誰も知らない未曾有の新しいムーブメントがどこかで起きているかもしれないからだ。 筆者のスタンスには好感が持てる。 少なくともウェブ進化論の筆者のように一方的にWEB2.0を賛美せず、あくまで透明な分析者として問題と向き合っている彼のほうが、書いていることに信頼が置ける。
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