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ウェブ人間論 (新潮新書)
 
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ウェブ人間論 (新潮新書) [新書]

梅田 望夫 , 平野 啓一郎
5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (52件のカスタマーレビュー)
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ウェブ人間論
著者は『ウェブ進化論』の梅田望夫、芥川賞作家の平野啓一郎という論客2人。「ウェブ世界で生きることとは」、「匿名社会のサバイバル術」などのテーマに沿って、彼らが16時間にわたり交わした激論をまとめた。

グーグルの登場以来、情報は日々整理、構造化されている。人間はその大きな波の中で、ウェブにどう向き合うべきか、どうやって利用すべきか、という課題にぶち当たる。そのとき、著者2人ならどうするか。読者にネット上での新しい生き方を提示する。


(日経コンピュータ 2007/02/05 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)

出版社 / 著者からの内容紹介

日本におけるインターネット元年から十年。いまウェブ2.0という新たな局面を迎え、本当の大変化が始まろうとしている。「ウェブ進化」によって、世の中はどう変わりつつあるのか、そして人間そのものはどう変容していくのか──。ビジネスとテクノロジーの世界に住む梅田望夫と、文学の世界に生きる平野啓一郎が、その変化の本質と未来を徹底的に話し合った、熱く刺激的なウェブ論。

登録情報

  • 新書: 203ページ
  • 出版社: 新潮社 (2006/12/14)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4106101939
  • ISBN-13: 978-4106101939
  • 発売日: 2006/12/14
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.8 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (52件のカスタマーレビュー)
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18 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 Web2.0化する社会への違和, 2007/1/28
レビュー対象商品: ウェブ人間論 (新潮新書) (新書)
前半は平野氏が攻勢で梅田氏が守勢、後半になって梅田氏の反撃が始まるが、その拠って立つ論理の脆弱さが目立ってしまう。結果的に本書は、平野氏のウェブ2.0型社会への懐疑と洞察が秀逸と思わせる一方で、梅田氏は著書『ウェブ進化論』で見せたような、グーグル礼賛者の信じきっているからこそできる狂気を含んだ説得力が発揮されずに凡庸な発言に終わっている気がする。残念。ウェブ依存型社会の到来による人間性の変容を平野氏が今後どう追求していくか、『顔のない裸体たち』に次ぐ作品に期待したい。

ただWeb2.0礼賛の言説に飽きた人、疑問を感じている人には読んで損はない本だろう。いい意味でバランスを保てるから。そういった意味では『Web2.0が殺すもの』『グーグル・アマゾン化する社会』『低度情報化社会』などもオススメ。
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22 人中、20人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 深掘りしたメッセージを期待する, 2007/3/13
レビュー対象商品: ウェブ人間論 (新潮新書) (新書)
本書を通じて、次のようなWebの課題の存在を感じることができる。
A.社会不満のガス抜き装置としてのWeb、B.匿名問題、C.エコー効果、
D.グーグル八部リスク、E.著作権問題(但し書籍のみ)、その他。

基本的な構図は、平野氏が課題を投げかけ、梅田氏がいなすというもの。
平野氏は、AやBについて本質を突いているのだが、梅田氏がいなした後、
追及していないのが残念だ。
対談形式ゆえの予定調和が働いてしまっているのか、年上の梅田氏を
立てているのか...。
前述の課題は本来根が深いが、さらりと読んでしまうと梅田氏のいなしが
この本の回答に見えてしまう。

例えばAの論旨を取り上げてみる。

1.Webは、抑圧された社会において発言しにくい「体制批判や個人攻撃、
その他様々な主張」を可能とするため、個人は不満解消できる。
2.ブログなどで批判を受けても体制側はビクともしない。逆に、Webが
捌け口となり、個人の不満は霧消され、体制改革の行動には至らなくなる。
3.一方、個人に対してのWeb上での攻撃はいわば暴力として表れる。

つまりwebは、権力・体制に対しては体制維持をもたらす不満解消サブシス
テムとして働き、その一方、個人に対しては圧倒的暴力をもたらす増幅器
として働く。
更にこれに輪をかけるのが、匿名問題であり、エコー効果(似た意見の人が
集まり、盛り上がってしまう現象。サンスティーン著の本が詳しい。)だ。

これら課題に、事業者そしてユーザーである市民自身が蓋をすると、結果的
に国の統制を招くため、真剣に市民はWebの善悪両面を考える必要がある。
梅田氏はWebの負の側面についての深い議論をかわす。基本的なスタンスは
自己解決だ。課題の存在を知るという点では良書だが、楽観的意見を鵜呑みに
させてしまいかねない危うさも本書は併せ持つ。

Web関連の権威である梅田氏にはイノベーティブな部分だけでなく、適切な
運用のための市民への啓蒙を今後期待したい。
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5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 ウェブ社会についての良質な対談集, 2007/8/4
レビュー対象商品: ウェブ人間論 (新潮新書) (新書)
「ウェブ進化論」の著者梅田望夫さんと「葬送」などで有名な芥川賞受賞作家平野啓一郎さんによる、ウェブ進化についての対談集です。

大きな時代の変わり目の中で、社会はどう変わろうとしているのか、個人はどう変容すべきなのか、といった大きなテーマの解題へ向けて、その変化の本質と未来を徹底的に語り尽くします。

「ウェブ進化をめぐる対談は、東京で二度に分けて行われたが、それぞれ延々ぶっ続けで八時間以上にも及んだ。午後四時に話し始めて深夜零時をまわるまで、どちらかがしゃべっていない時間はほとんどなかった」

という言葉通り、非常に熱い対談になっています。

基本的には、平野さんが経験や具体例をもとにウェブ2.0時代への疑問点を投げかけ、それを梅田さんが持ち前の楽観的展望を展開することで共通の未来を夢見ていく、という形になっています。
ちょうど一般読者の疑問を平野さんが代弁してくれ、専門家の考え方を梅田さんが代弁してくれるので、とてもバランスの取れたよい対談でした。

また、互いに相手の意見に呑み込まれることなく、しっかりと考え方の違いを明確にした状態で議論を進めており、対談集でありがちな「なれあい対談」になっていないところも好感触。

これだけ良質な対談集はなかなか無いと思います。
ウェブうんぬんは抜きにして、良い対談の例として読まれるのもありかもしれません。
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