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サイト制作者、そして運営企業はウェブ・ユーザビリティによって勝敗が決するこの事実を重く受け止めねばならない。
アメリカ人著者によるユーザビリティ関連書籍は増え、ヤコブ・ニールセンやリンダ・ワインマンらの著名な専門家も出て久しい。だがいくらアメリカがインターネット先進国といえど、翻訳した情報は「秒進分歩」のこの業界ではもう時代遅れということもよくある。この本は表裏表紙に「WEB USABILITY IN JAPAN」と小さくだが書かれていることからもわかるように、日本人の観点によるウェブ・ユーザビリティの書籍である。
本書では、日本のサイト改良の実例をいくつか紹介している。デザイン、サイト構造、ナビゲーション、インタフェースなど基本事項が述べられ、ニールセン のベストセラー『ウェブ・ユーザビリティ』(エムディエヌコーポレーション刊)の事例も引用されている。すでにいくつかのユーザビリティ関連書籍を読んだ人にはおなじみの常識的内容もある。
本の厚みや値段の手ごろさから、これからウェブ・ユーザビリティを学ぶ初心者、もしくは日本の事例を知りたい人によいだろう。
内容(「BOOK」データベースより)
内容(「MARC」データベースより)
著者 株式会社ビービット 武井由紀子
しかし、実際にユーザビリティ向上を目的とした種々の施策に対しては、単に 「コスト」としてしか捉えることができず、手付かずの領域と化しているのが現 状です。
大切であると言いながら、実行することができない。この原因は2つ考えられま す。1つは重要性の認識が甘いこと、もう1つは具体的にどうしたらよいのか分か らないということです。
拙著『ウェブ・ユーザビリティ ルールブック』は、この2つの命題に一定の回答 を提示するために書いたものです。
インターネットビジネスの成功には、ユーザビリティが必須条件です。このこと を認識せずに、ビジネスモデルやデザインばかりを追及しても成功を納めること はできません。
必要性が理解できたら次は実践あるのみです。徹底的な改善を行うにはやはり専 門家の助けが必要になりますが、まずは本書にあるユーザビリティルールをそのまま自身のウェブサイトに適用していくだけでも、現状とは比べ物にならないく らいにユーザビリティを高めることができるでしょう。
1つ1つのルールは、認知科学の研究結果や、ユーザビリティテストから導き出さ れたユーザーの行動パターン、またウェブというメディアの特性から定義してあ るため、納得して活用していくことができるはずです。
本書を契機として、インターネットでビジネスを行う全ての人がユーザーの視点 に立ってサイトのあるべき姿を考え、その結果ユーザーにとってストレスの無い ウェブサイトが多くなってくれればと切に願っています。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
1964年生まれ。経営コンサルティング、IT関連マーケティング、コミュニケーション分析、オブジェクト分析・設計の経験をもとに、ウェブサイトやイントラネット構築のためのコンサルティング活動に従事。「ウェブ・ユーザビリティ」の著者であるヤコブ・ニールセン博士の活動に共鳴し、2001年にソシオメディア株式会社を設立。ユーザーの視点に立った「情報デザイン」「ユーザビリティ」といった考え方や、情報の理解を促進するための各種手法、方法論の研究・サービスを展開している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)