アメリカ人著者によるユーザビリティ関連書籍は増え、ヤコブ・ニールセンやリンダ・ワインマンらの著名な専門家も出て久しい。だがいくらアメリカがインターネット先進国といえど、翻訳した情報は「秒進分歩」のこの業界ではもう時代遅れということもよくある。この本は表裏表紙に「WEB USABILITY IN JAPAN」と小さくだが書かれていることからもわかるように、日本人の観点によるウェブ・ユーザビリティの書籍である。
本書では、日本のサイト改良の実例をいくつか紹介している。デザイン、サイト構造、ナビゲーション、インタフェースなど基本事項が述べられ、ニールセン のベストセラー『ウェブ・ユーザビリティ』(エムディエヌコーポレーション刊)の事例も引用されている。すでにいくつかのユーザビリティ関連書籍を読んだ人にはおなじみの常識的内容もある。
本の厚みや値段の手ごろさから、これからウェブ・ユーザビリティを学ぶ初心者、もしくは日本の事例を知りたい人によいだろう。
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しかし、それ以上に優れたウェブを作成するには、本書の内容では物足りないものとなっています。
良い意味でも悪い意味でも、ヤコブ・ニールセンによる類書を日本向け/初心者向けに書き直したような構成です。
残念ながら、既にウェブユーザビリティに関しての知識がある程度有る読者にはおすすめ出来る本ではありません。
逆に、これからウェブユーザビリティに取り組む読者には、明快で簡潔な本書は理解の助けとなるでしょう。
ただし、ユーザ中心の設計手法を紹介した書籍ではないので、デザイナーがインタフェース設計を行う段階でガイドラインとして使用するのが効果的であろう。
ただ、タイトルになっている「ウェブ・ユーザビリティルール」に関しては特に新しい事は何も言っていない。ただ先人が言っている事を輸入しているだけという感じ。
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