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ウェブで学ぶ ――オープンエデュケーションと知の革命 (ちくま新書)
 
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ウェブで学ぶ ――オープンエデュケーションと知の革命 (ちくま新書) [新書]

梅田望夫 , 飯吉透
5つ星のうち 4.1  レビューをすべて見る (19件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

職をめぐって世界中の人々と競争しなければならない状況がすぐそこまで来ている。一方、知識の陳腐化も激しくなるばかりだ。そんな時代に、人生を切り開いていくための強力な道具は「ウェブ」である。今や、グローバルウェブは「知の宝庫」となり、それを利用した新しい学びである「オープンエデュケーション」が、アメリカ発で全世界に拡がりつつある。本書では、革命的ともいえるそのムーブメントの核心をとらえ、学びの進化とウェブの可能性について、専門家二人が徹底的に考え抜く。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

梅田 望夫
ミューズ・アソシエイツ社長。1960年生まれ。慶應義塾大学工学部卒業。東京大学大学院情報科学科修士課程修了。94年から米国シリコンバレー在住

飯吉 透
マサチューセッツ工科大学(MIT)教育イノベーション・テクノロジー局シニア・ストラテジスト。1964年東京生まれ。国際基督教大学、同大学院教育学研究科を経て、フロリダ州立大学大学院にて博士号(教授システム学)を取得。カーネギー財団知識メディア研究所所長、東京大学大学院情報学環客員教授、中部大学高等学術研究所客員教授、北陸先端科学技術大学院大学客員教授などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 新書: 272ページ
  • 出版社: 筑摩書房 (2010/9/8)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4480065679
  • ISBN-13: 978-4480065674
  • 発売日: 2010/9/8
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.6 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.1  レビューをすべて見る (19件のカスタマーレビュー)
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By naichi トップ500レビュアー
ウェブ進化論でおなじみ梅田望夫氏、待望の新刊。今回はMITのオープンエデュケーションを推進した飯吉透氏との対談形式。

米国の大学教育を中心にWEBによってもたらされた変革を紹介し、そしてそれらがいかに個をエンパワーメントする装置になっているかということを構造化して説明している。これらの内容は、いつもながら勇気づけられる内容である。ただし、”ウェブ進化論”のときには、まだ遠い場所で起こっていて、いずれそんな時代になるんだろうなと漠然と感じていたことが、今やソーシャルメディアの加速化により、身の回りで確実に実感できるレベルまで来ており、多少の焦りもおぼえる。例えば、昨今のサンデル教授の”正義”をはじめとする、政治哲学ブームも、遠からずこのようなオープンエデュケーションの影響を受けてのことであろう。

時代は検索エンジンの時代から、ソーシャルメディアへと大きくシフトしている。ただし、ソーシャルメディア自体はあくまでも増幅装置にすぎず、無か有をつくりだすものではない。何よりも大切なのは、ソーシャルメディアの真ん中で、何を思い、どういう態度をとるのかだ。”世界をより良い場所にしていこう”と本気で思うこと、そして”知と情報”に対してオープンな態度を取ること、という主張は、メディアがどのように変わろうとも不変であり本質的だ。

これからも社会における格差というのは残っていくだろう。しかし、それは貧富の差や地域の差ではなくモチベーションの格差にすぎず、お金がない、時間がない、という理由はもはや存在しないのだ。

個人的にも、日々実感するのが、ソーシャルメディアを突き詰めていくと必ず英語の壁にぶつかるということだ。英語で学ぶために英語を学ぶことの必要性は、毎日のように感じている。この問題に対して、何もアクションをおこさない言い訳は残されていない。と同時に、腰をあげればいくらでも可能性はある。厳しくもあり、優しくもある世の中だ。
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By hamachobi トップ500レビュアー VINE™ メンバー
『ウェブ進化論』で有名な梅田望夫氏とMIT(マサチューセッツ工科大学)でウェブによる教育を進めている飯吉透氏によるウェブ教育論。

2001年にMITがオープンコースウェア構想を発表し、講義をインターネットで流していることは知っていたが、そういった試みがアメリカやヨーロッパの大学でこれほど進んでいるとは全く知らなかった。ましてや、その取り組みに飯吉氏のような日本人が関わっていたとは...ちょっと衝撃を受けた。

この本では、飯吉氏がそのインターネットの教育利用の成り立ちから現状までをアメリカやヨーロッパの大学の実例を交えながら、詳しく紹介し、梅田氏がそれを支えるウェブの社会や技術を解説している(第1章、第2章)。そして両氏がそれを踏まえて、オープンエデュケーションの現状や可能性について対談を行っている(第3章、第4章)。

オープンエデュケーションの理解を深めるには非常にいい本だが、どうしても記述がアメリカ中心、特に、それをもたらしたアメリカの「互助精神」や「フロンティア精神」の肯定的評価(礼賛と言ってもいいぐらい)に終始しているのが気になる。

たしかにそのとおりなのかもしれないけれど、じゃぁ、そういう精神が欠如しているような国や社会(日本って言っているわけではないけれど)では、どうしたらいいのだろう?アメリカみたいな国になればいいのだろうか?うーん、ちょっと納得できないかな。
自分の母校でもそのような取り組みはしているようだけど、まだまだ日本では進んでいない。それはどうしてなのだろう?
アメリカの取り組みの記述に比べて、じゃぁ、日本ではどうしたらいいっていう記述が少ない。

また、大学での取り組みの紹介など教育を授ける(イヤな表現だけど)側の視点が多くて、教育を受ける側(これまたイヤな表現)がどのように利用しているのか、あるいはどうして利用していないのかについても相対的な記述の量が少ないのも気になる。

ただ、このオープンエデュケーションが自発的な学習には向くが、それだけでは教育目的は達せず、一定の強制も必要などではといった問題意識もあるところは、賛同する。そういった視点なしに、ある意味、監獄のような学校での教育は止めて、ウェブで学びたい人は学べばいいって主張することは、より教育格差を生むことにもなりかねないと思う。

うーん、勉強になった。この時代、オープンエデュケーションは進めていくべきだと思うし、その試みが広がっていくべきだと思うんだけど、能動性を要求されるウェブのみに教育を委ねてしまうのも不安だ。自分なんか学校がなかったら、勉強の楽しさも知らないまま、大人になってしまい、ウェブで勉強をしようなんて、考えもしなかったろうから。
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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By Utah
MITの授業公開(OCW)は、今更という感じでしたが、日本では知られてないでしょ、という説明に納得しました。

小生の印象に残った点は以下です。
・教育コンテンツをオープンにすることは、見ている人のコメントで改良でき、更に世界のあちこちで同じ努力("車輪の再発明")を重複してする無駄を省ける。自分の教育プログラムの部品や参考材料としても利用できる。
・大学生の予習・復習、大学への優秀な学生集めにも役立つ。
・もちろん発展途上国や貧しい人や学校に行けない人にも。
・教育の機会均等というのは、普遍を大事にする欧米のスローガン。
・オバマ大統領は、CupertinoのDe Anza大で公開化を推進した総長を、教育省次官に抜擢した。
・図書館に対話室ができつつある(本を電子化した空間を利用して)
・米国の小・中・高の先生の労働環境は酷い。新卒の5年で5割が辞める。
・学校という強制力が無く、学ぶのは大変。留学はこの点優れている。
・好奇心のある人はネットでどんどん成長できるが、そうでない人はTVの方がマシ。
・日本の大学でも公開している所はあるが、コンテンツが日本語で、影響範囲は小さい。

確かに、意志で支えるのは大変で、余程興味を惹かれないと...というのはわかります。
巻末に本文で触れたURL一覧が付いていて、実はこの本はそれらへのインデックスの役割もあります。(知らない日本語圏の人達に対して)

例:A Vision of Students Today
http://www.youtube.com/watch?v=dGCJ46vyR9o
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