乙女ノベルとしては超過激なノーベルのティアラ文庫さん。土台が官能小説のフランス書院文庫さんですよ〜。そのことをきちっと踏まえて読めば、これは十分楽しめる本かと思います。衝撃なデビューを飾った仁賀奈さんの二作目。全ての作家さんの本を読んでいますが、本作は一番過激でしょう。
SMとおっしゃっておられる投稿の方もおられますが、鞭やローソクではないのでご安心を。
過激なセックスシーンは確かに賛否両論わかれるところですが、それと同じくらい乙女の恋心、ラブラブなハッピーエンドとくれば、十分お釣りがくるかと個人的には思います。
ストロベリーブロンドの美人で秀才のパトリシア。高校時代に別れた恋人(別れた理由が彼の勝手な思い込みとうつまらなさですが、許容範囲かな)が実は王子で、彼が王子としらないまま数年経過
、昔の恋人を忘れられない娘の為に母親が落札したのが王子とのデートオークション。探していた愛しい彼が王子としって愕然とするや否や、なまめかしい香水に王子の胸に飛び込み、自分から求めてしまうパトリシア。その香水は「ロージェンス」といい、昔から早死にする王家の王子の妃だけが
その香水を身にまとう王子に反応し、激しく求めて妖しいセックスを求めます。
再会した王子はこの香水を身にまとい、二人は激しい濡れ場。その後もパトリシアと何度か濡れ場を
繰り広げますが、王子がこのロージェンスを使ったのは、再会したときの一度だけ。ふたりは実はお互いを愛していたということが終盤でわかります。
その他の登場人物としては、偽花嫁や、召使カップル、パトリシアをねらう王子のいとこなど
が物語にアクセントを加えています。
細かく評価すれば、はてな?という場面設定に無理があるかもしれませんが、まだ新米作家さんのよう。これからますます文章表現に磨きがかかると思います。ぜひ、次作も読んでみたい作家さんです。
セックスの描写に、この作家さんは女の人なのかと最初は混乱しましたが、次作を心待ちにしてます。