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4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
反逆の英雄と慈愛の女王,
By モリソン (宮城県) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: ウェスタディアの双星〈7〉英雄激突の章 (電撃文庫) (文庫)
銀河を二分するルフェールとロアキアがついに激突!互いの国の尖兵として、望まぬ戦いを強いられるウェスタディアら小国の人々。「双星」の一人、アルファーニは苛烈な戦場を生き残るために密かに策をめぐらせる。時を同じくして、ウェスタディア王国の女王ルシリアは大国にいいように振り回される現状に歯がゆい想いを抱いていた。そして抱くひとつの決意。それは、銀河の歴史を揺るがす大きなうねりにつながっていく。今回も面白かった!気づけばもう七巻になるんですね。早いものです。今回は、戦場ももちろんのことですが、いわば「ボス」の立場にあるロアキアと「主人公」の立場にあるウェスタディアのそれぞれの「王」であるオリアスとルシリアの姿がもうひとつのメインですね。かたや、反逆の英雄として血塗られた覇道を突き進み、かたや、押しつぶされそうになりながらも人々の命を守り抜く平和への道を模索する。そんな二人の姿が描かれています。オリアスのイラストがやっと登場。確かに、文章にあるように優しげな感じですね。ですが、ロアキアの実権を握るべく親や兄に全く容赦しない彼の姿は確かに「黒い死」の名に相応しい。ですが、そんな彼の前に現れた一人の少女が知らずうちに彼の中で大きな存在になっていく様子が見られます。今後、彼女は彼の「支え」となり、また「足かせ」になりそうな気がします。 ルシリアは、「弱小国の王」とルフェールに馬鹿にされながらも、王としての「強さ」を見せ始めていく。ルフェールとの会談に挑み、自らの想いを主張するも跳ね返されるルシリア。それからの彼女は、また一段と王として成長したように思えます。三ヶ国の首脳会談で彼女が貫いた「想い」は、それだけでは王は失格だが、それが無ければ王として失格である。そんなものだと思います。 「この二人が手を取り合ったら・・・」そんなことを思ってしまいます。 しかし、読者に感情移入させる狙いもあるんでしょうが、ルフェールの人間は嫌なやつばっかりです。今後、ルフェールがウェスタディアに泣きつくような展開になるのもまた面白いかもしれませんね。今後にますます期待するということで、星五つつけさせてもらいます。
2 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
皇子の顔がやっと見れた,
By kuro (日本) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: ウェスタディアの双星〈7〉英雄激突の章 (電撃文庫) (文庫)
どこかの銀河戦記も早7巻目。この巻では遂にふたつの大国、ロアキアとルフェールが傘下の国を率いて激突! 前巻では描かれなかったオリアスがロアキアの全権を奪うまでの過程。 その裏で色々動くウェスタディアの首脳陣。 今巻は基本的には上の三つの場面を最後のページに繋げていく。 戦闘シーンは基本的にはいつも通りの知略を駆使した艦隊戦。 場面は分散するけど、本がいつもより分厚いので尺は十分だし、内容もよい。 ただ、ルフェールの提督は、なぜそこまで出世できたのか不思議になるぐらい役立たずな髭野郎だった。 彼の空回りっぷりは笑えるが、部下が気の毒でしょうがない。 他の二つの場面はオリアスは常に優勢というか、立場が上だったのに対し、 ルシリア達ウェスタディア勢は常に劣勢なのが両国の差を上手く見せてた。 この巻でルシリアは女王として大きく成長したけど、三大卿との間に不和が生まれてないか心配。 オリアスは廃人に追い込んだ父親のところからつれてきた宮女となにやら怪しい雰囲気。 これがこの先どう影響していくのかは密かな楽しみに出来そう。 思いのほか良好な美人将軍ラミンとバドエルの関係にも期待。 ぜひルチーナ嬢を交えた三角関係に発展してほしい。
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