相変わらず未来感のない宇宙戦記第4弾。
前巻は1星系の宇宙海賊を滅ぼすだけの話だったが、この巻は本格的な内乱の話。
2度の大きな危機を乗り越えたことで訪れた束の間の平和。
その中で行われることになった新米女王 ルシリアの国内巡幸。
最初の行き先に悩む外務卿 チェザーリは、自ら誘いをかけてくれた
大貴族 ジェルトルーデ子爵領に行くことに。
子爵令嬢 ローゼの企みで女王のお忍びが行われるなどの予定外の事態が起こるが、
つつがなく進むように思われた巡幸。
しかし、前王の死後、自身の責務を投げ出して逃げた卑怯者の王子 コルネリオが
ウェスタディア王国に舞い戻り、子爵領に密かに滞在していることが判明。
チェザーリがジェルトルーデ子爵を疑う中、コルネリオによる演説が始まる。
その内容は自分こそが王家の正統な後継者であり、子爵は自分の協力者であるというもの。
身に覚えのないその演説に激しく動揺する子爵をよそに、
次々とコルネリオへの協力を表明する一度は国を見捨てた貴族たち。
こうしてウェスタディア王国は国を二分する内乱へと入っていく……。
この巻は戦闘ではなく政治的な話がメイン。
なので、戦闘シーンを楽しみにしている人には少し物足りないかもしれない。
逆にルシリアやチェザーリの出番は多いので、そっちを楽しみたい人にはいい内容です。
ただ、王子と反逆貴族が殺意を抱くぐらいむかつくので、そこだけ注意してください。