未来感のない宇宙戦記という不思議な作品の第2巻。
前巻で隣国との戦闘に勝利したウェスタディア王国だったが、
今度はその隣国ラミアムの後ろ盾である大国ロアキアが攻めてくるという情報が。
このままではウェスタディアが滅ぼされるのも時間の問題。
そこで外務卿チェザーリが提案したのは先日倒したラミアムを生け贄にして、
もう一つの大国に助けを求めるという非情な策。
心優しい女王ルシリアは自分の中の葛藤を抑え込んでその案を採用。
先日の戦闘の功績から、「ウェスタディアの双星」と呼ばれるようになった、
バドエル万旗将とアルファーニ総参謀長の2人は早速軍を率いてラミアムへ。
そこに立ちはだかるのは、前回主君に逆らって戦闘に参加しなかった
防戦の名手 ユリアヌス将軍。
ロアキア軍が到着するまでという時間制限のある中、一進一退の戦いを続ける両軍。
長期航海の後すぐに戦闘に入ったウェスタディア軍の疲弊の色が濃く、
攻めきれずにタイムリミットを迎えようとしていた。
しかし、そこから大国のスケールの違いを見せつけられる展開へと入っていき、
物語は思わぬ方向へと進んでいく……。